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FAIRY TAIL ー唯一の滅竜魔導士ー
プロローグ
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、そんな緊張しなくていいよ。俺はアルマ、賑やかで騒がしいって感じると思うけど、ここはいいギルドだから宜しくな。」

「はい、宜しくお願いします!」

そう私が敬語で話すと、笑いながら私に話し続ける。

「敬語じゃなくていいよ、それと呼び捨てで呼んでくれ。」

「うん、分かった!宜しくねアルマ!」

「おう、こちらこそ宜しくなルーシィ。」

そうお互い笑って話していると後ろから物凄い殺気を感じた。

私は驚いて後ろに振り返ると、エルザがいた。

「え、エルザ……その、すっごく怖いんだけど…!?」

「やぁエルザ、久し……」

アルマの言葉が終わる前にエルザがアルマに抱きついた。

その瞬間、私の頭はパニックになる。

──そ、そ、そういう関係なの!?!?

「ルーシィ違うよ?」

「ミラさん、私の心の声を読まないでください…!」

私の心の声を簡単に読んでしまうミラさんに怒る私の隣では、アルマがエルザをあやしていた。

「あー、悪かったって。だから怒るなよ、エルザ。」

「……怒るに決まってる、何も言わずにいきなり……」

「う……それは、だな。その……な?」

アルマは申し訳なさそうな顔をしながら、どうしようかと悩んでいるようだった。

ミラさんはそんな二人を見て何か不満を感じたのか、エルザに冷たい一言をぶつけた。

「アルマから離れなさいよ、エルザ。」

「何、何故ミラに言われなければならない?」

「アルマの迷惑になっていることに気づかないのかしら?」

「なんだと?」

二人がバチバチと睨み合っている中、アルマはササッと二人から離れて男性陣と談笑していた。

「それにしても1年でクリアしちまうとわなぁ…」

「んー、まぁ危なくなったけどエルフマンでも行けるよ。」

「いや、漢でも無理だ!」

「お前は怪物かよ…アルマ…」

「む。グレイ、人を怪物扱いするなよ」

「いやいや怪物じゃねぇーか!」

そんな会話をしているとマスターが帰宅した。

「お、これは珍しいのがおるのぉ」

「ただいま、マスター。」

「一年でクリアしてきおったか…」

「えぇ、時間掛かりすぎましたね。」

「………(いや、早すぎるわ)」

思うことは皆同じなんだと改めて絆を感じた私でした。
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