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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第99話:希望を言えばキリが無い
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いう風に仕込まれましたから。殿下の父君と妹君に」
「自分に否は無いと?」
「はい。殿下という反面教師にも助けられましたし」

「そこまで言い切れる君には、生まれ持っての才能があったと思うよ」
「まさか! 小生、生まれ立ては初めて出会った殿下よりもピュアでした」
ピュアと言えばピュアだったかもしれない。憧れてたシスターをリュカさんに寝取られて、いじけるような子供だったし。

だが今では、二人の娘に手を出す男へと成長した。
この男の成長率は計り知れないわ。
……………アミーを近付けてはダメだわ!

私は徐に立ち上がり、アミーをベビーベッドへ連れて行く。
「うぉい! どういう意味だ?」
「解るでしょ。貴方は男として信用できないの」

「解ってたまるか! 俺はリュカさんの弟子だぞ。口説き落とさなきゃ手は出さない。アミーは未だアルルの貧乳に張り付いてる存在だろ。口説けるかい!」
「でも手近にいて、長い時間をかけて口説ける若い女よ。あやしてると嘯いて、ウルフの愛人へと教育されては困るもの」

「ウルフ君……もう(うち)には来ないでくれ。僕の可愛い娘に近寄らせられないよ、君は」
私(正確にはアミー) とウルフの間に立って、姿すら見せようとしないティミー。
どこまで本気かしら?

「こ、このアホ夫婦……」
「アホで結構。娘を魔手から守る為ならね」
どうやら殆ど本気模様。

「気を付けろよ。そうやって親が男を遠ざけてると、将来リュリュさん以上の行かず後家になるからな! リュカさんの良い所は、娘の恋愛に口出さない事なんだ……ちょっと度を超えてる時があるけど」
それはリューナの事だろう。

「良いんだよ。その時はパパが結婚してあげるんだから」
「マジかコイツ!?」
私も同じ気持ちになった。マジか父親!?

(げしっ!)「うおぅ!?」
思わず私はティミーを蹴飛ばし、アミーをつれて子供部屋へ避難する。
「じょ、冗談だよぉアルルぅ〜」

「いいや、目がマジだったね。俺なんかよりアミーに近付けちゃダメな男なんじゃねーの?」
「無いわティミー……本当に無いわぁ。(リュリュ)の次は(アミー)? 絶対無いわぁその性癖!」
「だから冗談だってばぁ!」

「アンタの場合、その前科はインパクトが強すぎなんだよ」
「前科なんか無いし。リュリュとは100%何も無いし!」
力説するのが余計に気になる。

「本当か? 性格がリュカさんと正反対だからなぁアンタ。ムキなってるのが余計に疑わしい」
「あの男の性格は目盛りをブッちぎってるんだよ。それと比較したら誰だって正反対に見える!」
言わんとしてる事は解るが、それでも疑惑は拭えない。

「はぁ……短い結婚生活だったな。離婚の原因が自分の娘で、しかも未
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