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IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。
番外編
もちろんですわ!

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クラウディアはアンネローゼとお茶を用意しようと席を立った。
2人の言い争いを聞きたくないかのように。



「うそ、だろう。」


「残念ながら本当ですわ!」

ラインハルトは呆然とつぶやくように言う。
ティアナは今まで溜まったうっぷんを晴らすかのように。

「俺は、俺は一体、どうしたら、良かったんだ?」

「知りませんわ。これから、気をつければ良いのではないですの?」

ラインハルトは手で顔を覆った。 何かにあやまるかのように頭をさげる。
ティアナの言葉を聞いてラインハルトは

「クラウディアは許してくれるだろうか?」

と不安げにつぶやく。
ティアナはそんなラインハルトの様子を見て言いすぎたと思ったのか慌てて

「ゆ、許すも何も、クラウディアはそんなところもラインハルト兄上だから、仕方がないと言って笑っていましたわ。貴方の所為で理不尽に怒られても。虐められても。クラウディアは優しすぎる人ですもの。きっと、許してくださるはずですわ。
家族だから、迷惑かけられて当たり前。って言うと思いますわ。私の時もそうでしたわ。友達だから、助け合うのは当たり前。って言っていましたもの。だから………きっと……………大丈夫ですわ……………多分ですが。」

噛みながら早口で最後の方は尻すぼみになりながら。
今更、自分が言った事を理解したのか顔が真っ赤に染まる。

「そうか。ならば良いのだが。」

ラインハルトは少しだが安心したように溜息を吐く。
ティアナは話題を変えるかのように手をパチンと鳴らし

「ラインハルト様。とりあえず、この話はここまでにしましょう。
クラウディアの事が大好きな人にせっかく会ったんです。
どうせならクラウディアの可愛いところや良いところを心ゆくまで話したいですわ。
私の事は、ティアナで構いませんわ。」

とニコニコ笑いながら提案する。
ラインハルトも目を輝かせながら

「ああ、ではティアナと呼ばせていただく。
俺の事は、ラインハルトで構わない。
では、早速、クラウディアの可愛さについて話し合う事にしようではないか!」

「もちろんですわ!クラウディアに対する愛は誰にも負けるつもりはありませんわ!
いくら、双子の兄であろうともですわ!」

「ふん!望むところだ!返り討ちにしてやる!」

こうして2人はクラウディアを愛でる会を作っていくので有った。
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