Lv59 決戦の地へ
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手
鎧 水の羽衣
兜 疾風のバンダナ
装飾品 魔除けの鈴
祈りの指輪
今回は流石にヤバそうな相手なので、水の羽衣を装備しておいた。
魔力を帯びた淡い水色の衣で、形状は賢者の衣やみかわしの服と同じようなローブ型の衣服である。
また、水飛沫と波の模様が裾の辺りに描かれており、ちょっとしたアクセントとなっていた。
天露の糸と聖なる織機で作られているのかどうかはわからないが、非常に軽い上に、かなり丈夫な生地で、且つ、清涼感が漂う着心地の良い衣である。
ゲームでは攻撃呪文と炎に耐性のある優れモノの防具なので、この世界でも同じであってほしいところだ。
それから疾風のバンダナだが、これは、さっきヴァロムさんから貰ったモノである。
ベルナ峡谷での俺の修行や、さっきの戦闘を見て、これを渡そうと思ったらしい。
色は青色で、少し大きめのハンカチみたいな正方形の布だ。真ん中には魔法陣みたいなものが描かれており、そのさらに中心には赤いビーズのような宝石が散りばめられていた。
多分、これがドロウ・スピネルという魔力供給源なのだろう。ヴァロムさん曰く、ピオリムの魔法発動式を組み込んである魔法の布だそうだ。
俺はDQ[の主人公のように頭に巻いたが、使い方は色々で、腕に巻く奴もいれば、首に巻く奴もいるそうである。
というわけで、話を戻そう。
俺達は打ち合わせを終えた後、王都を出て、アウルガム湖へと向かった。
だが、行き先は、この間の桟橋ではない。城壁の近くを流れる河川であった。
ヴァロムさんの話によると、王家の所有するアウルガム湖の船は、城壁の付近にある河川に停泊してるそうなのだ。
つーわけで、俺達はそこへと向かうわけだが、外は流石に魔物も多く、難儀な道のりとなった。
とはいえ、精鋭で組んだ部隊の為、襲い掛かってきた魔物達は皆、返り討ちとなっていた。
まぁ襲い掛かってくる魔物も、レッサーデーモンみたいな魔物ばかりなので、それほど苦ではないというのも勿論あるが、魔導騎士でもパラディンの称号を与えられている騎士や、第1級宮廷魔導師もいるので、その程度の魔物に後れを取ることはそうそうないのだ。ヴァリアス将軍も、敵地に乗り込む人選という事で、その辺は気を使ったのだろう。
そんなこんなで、魔物を蹴散らしながら、船の停泊しているところまでやって来たわけだが、俺達は船着き場に到着すると、早速、停泊している船に乗った。
先程の打ち合わせを聞いた者達は大型船の方に乗り、中型船には大型船に乗り切れない魔導騎士や宮廷魔導師が乗るという具合だ。
そして、全員が船に乗ったところで、俺達は魔の島に向かい、移動を始めたのである。
話は変わるが、船はそこそこの大きさだが、あまり大きくはない。
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