Lv58 眠れる城の貴族
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せた。
「……行ってみよう、ヴァリアス将軍。騎士の様子を見る限り、只ならぬ事が起きておるようだ」
「そのようですな」
2人は魔導騎士達の後に続いた。
と、そこで、アヴェル王子とウォーレンさんが、俺の所へとやってきた。
「何かあったようですね……それはともかく、アーシャ様やイメリア様、そしてアルシェス達が魔物に攫われてしまいました。一刻も早く、救出について、ヴァリアス将軍と話し合わねばなりません」
「ええ……レヴァンは魔の島に来いと言ってましたが、確実に、罠の類があると思いますからね。とはいえ、罠を承知で行かなければ、彼女達を救う事は不可能ですが……」
「でしょうね……」
ウォーレンさんが声を荒げる。
「それにしても、クソッ! どういうことなんだ一体ッ!? まさか、レヴァンが、あのアシュレイアだったなんて……」
「コータローさんが倒したあの白い魔物は、レヴァンの事をアシュレイアと言っていた。つまり、奴が……魔物達の親玉という事なのか……わけがわからない」
アヴェル王子はそう言って、苦悩に満ちた表情で額を押さえた。
あまりに急な出来事なので、2人は整理が追いつかないのだろう。
だが、俺の推察通りならば……真実はもっと過酷かもしれない。
(とはいえ……まだ確証がない。この一連の謎を解くには……コレを作った人に、どうしても訊かなければならない事がある……)
俺はそこで、手に持っているブツに視線を向けた。
と、その時である。
【ヴァロム様! ディオン様とヴァリアス将軍が御呼びです!】
先程の魔導騎士達が、また観覧席の出入り口に現れたのである。
シャールさんやヴォルケン法院長達と話をしている最中だったヴァロムさんは、そこで呼びに来た魔導騎士に視線を向けた。
「ん? 何じゃ、儂もか?」
「はい。ディオン様が、至急いらしてほしいと仰っておられます」
「ふむ……」
ヴァロムさんは顎髭を撫でながら、俺に視線を向けた。
「コータローよ、お主も来い」
「え? 俺もですか」
今のやり取りを聞き、ウォーレンさんがアヴェル王子に言った。
「あの様子だと、かなり不味い事態のようです。我々も行きましょう、王子」
「ああ、行こう、ウォーレン」
続いてシャールさんも。
「では、私もお供させていただきます、ヴァロム様」
「うむ。よし、では行くぞ」――
[U]
審判の間を出て、暫く通路を進むと、巨大な空間が俺達の目の前に姿を現した。
それは物凄く広い空間であった。床面積は、学校の体育館10個分くらいありそうである。
美しい大理石調の床と、磨かれた白い石を綺麗に積み上げた壁、そして、両脇の壁際と真ん中に立ち並ぶ、大きな丸い石柱は、壮大であり、迫力があった。
その光景は
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