第三章
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になりこう話すのだった。
「わしも陛下に治してもらったぞ」
「わしもじゃ」
「わしの様な一兵士にここまでして頂けるとは」
「いや、有り難い」
「全くじゃ」
虫歯の時よりも痛そうな顔で話すのであった。
「お陰で虫歯が治ったわ」
「うむ、よいことじゃ」
「陛下は他にも骨接ぎまでして下さる」
「ここまでして下さる皇帝は何処にもおらんぞ」
これもまた怪力で強引に入れる。脱臼なぞ一発で治るがやはり恐ろしく痛い。
「素晴しい皇帝を戴いているものじゃ」
「そうじゃな。御自身で歯を治して下さるとは」
「何と素晴しい方じゃ」
「感謝してもしきれぬ」
虫歯は治った。しかしその結果腫れてしまった顔での言葉になっていた。
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