Lv11 魔炎公
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でそんな技が出て来たら完全にバランスブレイクなので、出ないのが当たり前かもしれないが……。
まぁそれはともかく、教えてもらえるのならば、是非、習いたい技である。が、さっきヴァロムさんも言ってたように、誰にでも簡単に使えるモノではないようだ。
今の時点では、その辺は未知数といったところだろう。
なので、このマショウの法に関しては、ヴァロムさんの判断を待つ事にした方がよさそうである。
それから暫くすると、ティレス様と守護隊の方々もこちらへと戻ってきた。
ティレスさんは隊員達に、早く馬に乗るよう指示していた。恐らく、もう出発をするのだろう。
後続の魔物が来る可能性が高いので、その方が賢明である。
「もう出発みたいですね」
「じゃろうの。早く行かねば、また魔物が来るからのぅ。……あ、そういえば!?」
と、そこで、何かを思い出したのか、ヴァロムさんはポンと手を打ったのである。
ヴァロムさんはアーシャさんに視線を向けた。
「ところでアーシャ様、例のやつじゃが、あれは今持ってきておるのかの?」
アーシャさんは頭を振る。
「いえ、ここにはございませんわ。ですので、マルディラント城に着いてからお渡しします。それに……遺跡で手に入れた戦利品の山分けもしないといけないですからね」
するとヴァロムさんはニヤリと笑った。
「アーシャ様のその口振りじゃと、かなり良い物があったようじゃな」
「ええ、良い物がありましたわ。ですが、それは城に着いてからという事で……」
「それは楽しみじゃわい。カッカッカッ」
そしてヴァロムさんは、水戸の御老公のように、豪快に笑ったのであった。
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