第二幕その十三
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「そうだね」
「そうよ、あの国の色はね」
「そうだよね、この国は緑で」
「あの国の色は青よ」
「僕まだ他の国に行ったことがないから」
エメラルドの都以外の国にはというのです。
「だから聞いているだけだけれど」
「それなら何時かね」
「他の国に行ってみたらだね」
「いいわ」
ジュリアはディックにこりと笑って言いました。
「そうしたらね」
「うん、大きくなったらそうするよ」
「冒険もいいわよ」
ジュリアはディックにこのこともお話しました。
「行くと楽しいし色々なことを知ることが出来るし」
「だからなんだ」
「そう、行くといいわ」
「じゃあマンチキンの国にも他の国にも行って」
「色々見ていくのよ」
「そうさせてもらうね」
何時かはとです、ディックも笑顔で応えました。皆で食べていますが勿論かかしと木樵、ジャックは食べる必要がないので食べていません。一緒にいて楽しんでいるだけです。
そしておやつを食べ終わるとでした。皆で。
ディックとトニーに笑顔で別れました、そしてでした。
村を出てさらに東に進みます、そうしつつです。木樵が皆に言いました。
「明日はね」
「はい、マンチキンの国ですね」
「あの国に入りますね」
「そうなりますね」
「そうなるよ」
こう言うのでした。
「いよいよね」
「そうですね、本当に」
「明日はマンチキンですね」
「あの国に入りますね」
「うん、あの青さを見ると」
本当にとです、また言った木樵でした。
「ついつい笑顔になってしまうよ」
「僕もだよ」
かかしもお話に加わりました。
「あの国に入るとね」
「故郷に戻ってきた」
「だからね」
「そう思うからだよ」
うきうきとしている感じが出ています。
「本当にね」
「僕も一緒だよ、それじゃあね」
「一緒にマンチキンに入って」
「楽しくね」
「冒険をしようね」
「何ていいますか」
ここで神宝は自分の青い服を見てからこんなことを言いました。
「青っていいですよね」
「マンチキンの色だね」
「まさにその色だね」
「はい、僕は色では青が一番好きですから」
だからというのです。
「マンチキンの国も好きですよ」
「そういえば貴方達はそれぞれ好きな色が分かれてるわね」
ジュリアは神宝だけでなく他の子達も含めて述べました。
「そうよね」
「はい、僕は赤です」
ジョージは今もこの色の服を着ています。
「カドリングの国の色ですね」
「そして僕はウィンキーですね」
カルロスは黄色い服が大好きで他のものもそうです。
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