第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change8:修行の終わり〜Beginning of fate〜
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修行最終日、俺―――兵藤一誠は最後のスパーリングをしていた。
相手は―――。
『喰らえ!!』
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』
「なかなかいい攻撃だが、まだ狙いが甘いなイッセー」
シンと模擬戦をやっていた。
正直『禁 手』や、『昇格』そして、変化をつけたドラゴンショットなどを駆使しているが攻撃が当たる気配が微塵もない気がするぜ…。
だが、俺はまだ数日前に発現した新しい力をまだシンに教えていないからな…。
あれならもしかしたらシンに攻撃を当てられるかもしれない。だからシンが俺から距離をとるのを今は待つぜ!!
『くっ…攻撃が当たらねえな…やっぱりシンはすげえぜ!!』
「だがお前もなかなかやるようになったな。だがこれぐらいならば俺に攻撃を当てることは難しいぞ」
『くっ…それなら意地でも当ててやるぜ!!喰らえ『連撃の龍弾』
俺は左右ににためた小さい魔力に倍加した力を譲渡しそれをマシンガンのように放つ。
「なるほど…先ほどのお前のドラゴンショットのバリエーションの数々…どうやら相当俺の予想以上にトレーニングに取り組んだようだな」
くっ…かなりの弾幕を張っているのに軽々とよけながらこっちに向かってくるぜ。
流石、重火器を扱っているみたいか、遠距離系統の攻撃を熟知しているな…。
なら、近づいた瞬間に何とか隙を作って”アレ”を使うしかないな…。
「ほら、もっと弾幕を濃くしないとふと心に入り込まれるぞ?」
気づけばシンは俺から二メートルのところまでに接近していた。
だが、今の俺の狙いはシンを俺の目の前切りひりに来させることだ!1
『来るなら来い!!』
「フッ…面白い。ならお前の策に乗ってやるイッセー」
シンが先ほどとは比べ物にならないスピードで急接近してくる。
そしてシンが俺から一メートルのところに来た瞬間…。
『喰らえ!!『閃光の龍弾ッ!!!』
「……クッ」
シンが目を隠してひるんだ!!
俺は全速力でシンから距離をとる。
「なかなか面白いバリエーションのドラゴンショットだな…。まさか閃光弾と同じものを作り出すとはな恐れ入った」
くっ…やはりシン、あの閃光から視界の復帰が早いな。
いや…元から奴は機械で構成されているから閃光も元も子もないか…。
だが距離は取れた…。
アレをやるぞ、ドライグ!!
『応、見せてやれ…お前がこの二十日間で生み出したあの姿を!!』
ああ―――。
『シン見てろ!これが俺がこの修行で編み出
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