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ドラゴンクエストX〜紡がれし三つの刻〜正式メンバー版
二の刻・青年期前半
第三十三話「関所にて」
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サンタローズでスラリンに聞いた話では村を襲ったのは兵士に擬態した魔物だと言う事は今、城に居る兵士達もその大半が魔物だと言う事になる。
「ぐずぐずしている暇は無いな。一刻も早く城に行かなくては。トム、通してくれるな」
「はっ、承知いたしました。しかし、もう夕暮れ時。せめて一晩の宿をおとり下さい」
本当はもう少し進んだ場所で野宿するつもりだったが、トムと給仕の少女の懇願に負け、今夜は此処で宿を取る事にした。
―◇◆◇―
「はあ…、本当に大人しいんですね」
「この目で見てもまだ信じられません」
「まあ、これが普通の反応だろうな」
関所を通過する時に何かの拍子でばれないとも限らなかったので馬車の中に隠れていたブラウンとシーザーの二人を紹介しておいた。
最初は怯えていたトム達だったが、黙々と食事をするブラウンとリュカの膝の上で丸くなっているシーザーを見た二人は邪気を持った魔物ではないという言葉を受け入れていた。
そして翌朝、トム達に見送られた二人は対岸の関所の兵士にトムから預かった手紙を渡すとその兵士はヘンリーに敬礼をした。
どうやらこの兵士も偽王に煙たがれてこの場所に送られたらしい。
そして馬車を疾走させ、太陽が真上に上がる昼にラインハット城に辿り着いた。
ヘンリーにとっては10年ぶりとなる帰郷であったが、その城下町の姿は二人が予想した通りの酷い物であった。
=冒険の書に記録します=
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