第51話 みんなでアリサの別荘へ
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「どないする?」
「……………やらせていただきます」
俺は諦めてその場は一緒に大富豪をすることにした。
「みんな〜!!こっちの船に乗って〜!!」
アリサの掛け声でみんなが動く。
「ウェンディ、あれって何かな!?」
「カモメの翼がくるくる回ってるっス!!」
「…………フェリア」
「…………任せろ」
そう言ってフェリアは騒いでいる2人を連れてくる。
目を離すとすぐ、どこかに行くからな、あいつら…………
「星、あっちのお土産見てくる〜!!」
「待ちなさい!!夜美、ライを!!」
「分かった、我に任せろ!!」
走ってライを捕まえる夜美。
家にも問題児がいました…………
キャロやルーテシア、エリオが静かにしてるのに、恥ずかしくないのか?
「おい、みんなもう乗ってるぞ、早く来い!」
「分かった、ちょっと待ってくれ!」
俺に声をかけたのは赤いワンピースを着た赤い幼女、ヴィータさんだ。
予想通り小さい………
「零治、今馬鹿にされたような気がしたんだけど………」
「気のせいじゃないか?」
「そうか?っていうか早くしろって!!」
結局、全員乗れたのはその10分後だったりする。
皆さんごめんなさい………………
「「「うわぁ、綺麗………」」」
エリオ、キャロ、ルーテシアが船のデッキの手すりを掴み、一緒に呟く。
見ているのは当然海だ。
実際に綺麗で、中が透き通って見える。
「見てるのはいいけど、よじ登ったりするなよ」
「はいお兄ちゃん」
「分かりましたレイ兄」
「はいな〜」
ルーテシア、段々キャラがおかしくなっているような………
段々誰かさんに毒されていってる気がする。
俺は3人の様子を見ながら、デッキにあるベンチに腰をかけた。
アリサが言った船は普通に凄かった。
移動用と言いながらも、旅客船で使えるのではないかと思うほどの装備を持つクルーザーだった。
大きさは旅客船よりかなり小さいけど………
中に複数の人が泊まれる部屋もあり、しまいには食堂もある。
さっきのバスといい、流石はバニングス家。
「何ボーっとしてんのよ…………」
「いや、アリサは金持ちのお嬢様だったんだなって改めて思っててさ…………ってアリサ!?」
「お嬢様って………別に私はそんなつもりないわよ」
何故か隣にアリサがいた。
「どうしたんだ、お前?」
「アンタを見かけなかったから見に来たのよ」
なるほど………………
「で、どう?」
「最高だよ、ちびっこもあんなに嬉しそうで………本当に来てよかった。感謝してるよアリサ」
「い、い
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