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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第96話:実力の差を道具で覆す……実力を上げる方が重要だと思う。
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……
オリジナルは800メートル〜1000メートルくらいってケーブルテレビで言ってたけど、グランバニア製品は1200メートル〜1500メートルくらいに跳ね上がったんだよ。
因みに腕前次第で1500メートルも飛ぶから、肉眼で狙ってもターゲットが見えないだろうから、標準装備で高性能なスコープも作らせました。
無駄撃ちされるのは嫌だからね。
なお、弾倉(マガジン)はロング仕様で、1つに50発装填出来るタイプとなっております。
まぁ勿論、アサルトライフルなのでセミオートorフルオートの切り替えが出来るんですが、フルオートで撃ちまくったら10秒くらいで打ち終わっちゃうけどね。
あぁ……こんな高性能な鉄砲、ジャパネットだったら下取り有りで幾らぐらいの特価になるのだろう?
我が国ではプライスレス……未来の暗黒時代という高値でご提供。
何であの馬鹿娘は火縄銃なんて厄介な物を提供しやがったんだろう!?
凄
(
すげ
)
ー武器だったら“斬鉄剣”でも良いじゃねーか。
……でも斬鉄剣の作り方って分からないなぁ。
だけどもさぁ……あの娘なら知ってそうじゃねぇ?
斬鉄剣だったら使用者の力量次第で戦局も左右されそうだし、所有してる国だけが圧倒的な軍事力所有者って事にはならないだろうに。
……って言うか、斬鉄剣って本当に存在するの?
はぁ……現実逃避してても問題解決にならないし、さっさとホザックに乗り込んで軍事力の違いを見せ付けてこよう。
弾倉(マガジン)10本ほど持って行けば足りるかな?
無駄撃ちしなければ大丈夫だよね。
うん。きっと大丈夫さ。
ウルフとリュリュを呼んで、ホザックに行って来よう……
リュカSIDE END
(グランバニア城・宰相兼国務大臣執務室)
ウルフSIDE
まさかまさかでレクルトがピエッサさんと付き合い始めたので、ほぼ毎日の如く冷やかしに行ってる俺。
今日も三時休憩時に日課の如くレクルトの下へ行こうとしたら、丁度リュリュさんが俺の執務室へ渋い表情を浮かべながら入ってきた。
ノックはしろ!
「ウルポン……お父さんが私達2人を呼んでる」
「ウルポンって呼ぶな! ってか、大好きな父親からの呼び出しなのに、何で渋い顔してんだ? 口と股間からヨダレ垂らして喜べよ」
「私だけをじゃなく、ウルポンも呼んでるし……何よりウルポンを呼ぶのに利用されたのが嫌。ユニさんも仕事じゃ無ければ、ウルポンへの伝言とか伝えるの嫌でしょ?」
「えぇまぁ……仕事である事と、リュカ様からの指示である事で、自身を納得させてはおります」
「ユニさんは兎も角……リュリュさんは、そんなに嫌だったら
MH
(
マジックフォン
)
で呼び出せば良いじゃん!」
「え!? こんなに近場に居るのに、ワザワザ|MH
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