第五章 Over World
ウチ…来ます?
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んなとんでもない人がいるのか・・・・」と唖然としてしまうさやか。
そのとんでもない人は、遠くでくしゃみしてました。
「評価としては・・・・あの人知ってると、幸先が不安すぎる・・・・」
「そう言う評価なんです!?」
「ってかその舜さんってどんだけやばい人なんですか!?」
「聞いた話だと、キャンプファイヤーで砂浜にクレーター作ったらしい」
「「それはヤバい!!」」
声をそろえてビビる二人。
正直、話を直接聞いた翼刀も信じたくない話だ。
ともあれ
「まあいいと思うよ。さやかちゃんは接近戦もできるけど、その時ネックになるのは相手との距離だからね。ああやって一方的に殴れるなら全然安心でしょ」
「いいんですか?」
「自分と、そして友達に危害が及ばないならそれが一番だぜ?」
「あ・・・はい!!」
肩をバシン!と叩いて激励する翼刀。
それに対して、元気よく答えるさやか。
いいな〜とそれを眺めるまどかだが、翼刀はまどかに向かっても「よくあの場で逃げなかったなぁ」と感心した声でまどかの頭に手を伸ばし――――
「何をしているの?」
「にゃぉンッッ!?」
ほむらの声で跳ね上がった。
ちなみに今の悲鳴、翼刀のです。
「こっちが心配で見ていれば・・・鉄翼刀、あなたは一体何をしようとしているのかしら?」
「ふ、普通に頭撫でようとしただけだって!!なにか?いかがわしいように見えたのか!?」
「まどかを褒めると、まどかはこっちに憧れを持ってしまうわ。それでまどかが魔法少女になりたい、なんて思ったらあなたどうするつもり?」
ほのぼの(?)としていた空気に、投げ込まれるほむらの一言。
突如現れたほむらだが、その声には明らかな非難の意志が込められていた。
「そ、それは飛躍しすぎじゃないか?」
「飛躍なんかじゃないわ。この子はちょっとしたことですぐに魔法少女になるような子なのよ」
が、その光景に我慢ならなかったのか、さやかが口をはさむ。
「ちょっと転校生!!」
「なにかしら」
「なんであんたはそうやって言いがかってくるのよ!」
「言わなきゃわからないからよ。鹿目まどか、あなたは今、魔法少女になりたいと思う?」
「え・・・・」
さやかの言葉をサラリと返し、まどかへと視線を向けるほむら。
昨日の屋上での一コマが嘘だったかのような、まるで別人かのような言葉の鋭さ。
「ほんの少しでも。みんなみたいに街を護りたい。そんな風に思ってない?」
「お、思って・・・」
「ない?本当に?」
「そ、それは・・・・・」
「思って悪いか?」
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