第五章 Over World
ウチ…来ます?
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じゃなくて、身体ごと引きながら降ろすとよく切れる!!」
「は、はい!!」
向かってくる使い魔は怖いが、翼刀がそばにいることが安心につながっているのだろう。
背後にまどかもいる、ということもある。
さやかは無理に前に出ようとせず、向かってきた使い魔だけを確実に斬り倒していく。
だが、弱い分大量にいるのだろうか。
出てくる使い魔の数がなかなか減らない。
とはいっても、やはり弱いものは弱い。
こういってはなんだが、翼刀もさやかも、そして眺めているまどかもそろそろ飽きてきてしまっていた。
だが
「ダメだダメだ!!いいか?こうやって単調な時にもしかしたら敵の奇襲が来るかもしれない!!だから絶対に気は張ってないとダメだぞ!!」
「ハッ!?はい!!う〜、やっばい今あたしボーっとしてた!!」
「こんな相手だからな〜・・・さやかちゃん、今やってみたい攻撃法とかある?」
「あるにはあります!!」
「じゃあやってみて?」
「いいんですか?じゃあ、行きますよ!!」
ドンッッ!!と翼刀の拳が使い魔の波をいったん引かせ、その場から下がる。
しかしそれでも後から押し返してくる使い魔たち。
それを見ながら、さやかが腕を振るった。
するとスカートの中から現れたかのように、地面にストトトトン、と剣が数本現れて刺さった。
そしてそれを手にして
「おぉリャァ!!」
連続で投げつけて行った。
効果音をつけるなら「ビシュッッ!ドッ!!ビシュシュシュシュバァッッ!!!」と言ったところか。
しかも剣を抜いた後にまたさらに剣が出てくる。
剣の元はさやかの魔力なので、いくらでも出しようはあるのだ。
そうして波を押し込んでいき、さらには結界の中にまで剣は飛び込んでいった。
中に入って見えないが、時たま消えきっていない使い魔の破片が外に転がってきているところを見ると、中では大変なことになってるらしい。
そうして一分程して。
ついに使い魔はいなくなり、結界もなくなったのか投げた剣がビルの壁に一本刺さった。
「フゥッッ・・・どうですか?翼刀さん!!」
汗を爽快に飛ばし、キラキラした目で評価を求めるさやか。
さやかわいい。
一連の攻撃を見ていた、その翼刀の感想はというと
「しゅ、舜さんみたいだ・・・・・」
「? それってどういう評価なんです?あと舜さん誰?」
「いや・・・・たくさん剣を使う人がいてさ、その人も結構投げる人なんだ」
「マジですか!!」
「まあその人の場合、投げた先で剣が龍とかに変わるから更にタチ悪いけど」
「マジですか!?」
その話に「そ
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