第20話『混迷の時代の願い星〜勇者の新たなる旅立ち』【Aパート 】
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の超長距離射程な為に接近することができない。そこで凱はある作戦を立案した。
ガオガイガーを構成するガオーマシンと、コアとなるギャレオンを分離状態で現地へ移動させるものだった。
故に、敵の目前で最終合体するリスクを伴うこととなる。
しかし、これによって敵の攻撃目標を一つに限定することなく、さらに敵に感知されることなく任務をこなすことができたのだ。
肉を切らせて骨を断つ。そう勇者王からの名誉を残した、恐るべきゾンダーであったのだ。
もし、テナルディエとガヌロンが凱の正体を知っていて、皮肉をきかせているものならば、おのずと心理状態を読めてくる。
二人の『獅子』――『猛獣のテナルディエ』と『魔獣のガヌロン』、何より、皮肉を嗜む奴らのことだ。そういった遊び心が隠されていても不思議ではない。
(いや、俺以外にも、他にも誰かに対する皮肉を込めているはずだ)
ヴィクトールは不安な声色で凱に尋ねる。
「本当に……黒船がジスタートへ侵攻すると?」
「いえ、例え話ですよ。本当に黒船ではないにせよ、『黒船に匹敵する何か』があると思います」
海からの運河は、テナルディエにとって格好の進軍航路だ。もし、自分がテナルディエ公爵なら、皮肉を込めてティグルとエレン、そしてミラを同行させる。
(リムアリーシャさんの話なら、彼女たちはレグニーツァの戦姫と親密な『仲』……いや、『友』だったな)
――――まさか!?
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