特別Aランク任務
特別Aランク任務
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ているようだが、変える事は出来ないと諦めに近い感情を抱いている
「とりあえず、行きましょう」
大広間に行き、正座をして上座に座る自分達と歳が近いように見える少女。大名の一人娘 アサヒとそのすぐそばに座る壮年の男 マキトに顔を向ける。忍装束のままでいるオビトとリンも正座をして、五人がこちらを見たのを見計らってマキトが話し出す
「今回の任務はアサヒ様の護衛と名刀・夜桜の奪還だ。お前達にはアサヒ様の護衛をしながら夜桜の奪還をお願いしたい」
彼の言葉に下忍の三人は動揺する。アサヒは大名家の人間だからオビト達が護衛をして、自分達はアサヒのただの話し相手だと思っていたのだ。カナが三人の代表としてマキトに言う。そこには何かの間違いでしょという気持ちが入っていたのだが、簡単に裏切られる
「あの〜私達下忍ですけど」
「うむ。知っている。しかし、アサヒ様に歳が近い優秀な忍はいないかと聞いたらヒルゼン殿がお前達ならアサヒ様を守れると太鼓判を押したので、私がお前達を指名した」
彼らの頭にヒルゼンが笑う姿が見える。瞬間、怒りが沸いてくる。拳を握り締め、頭を下に向けているその姿にプレッシャーを感じているのだと勘違いしたオビトがフォローの言葉を掛ける
「まあ、俺達上忍もサポートするから大丈夫だ」
「お前達には今回、姫様の付き人という形でいてもらう。忍だという事は隠していてくれよ」
とりあえず、失礼な態度を取ってはいけないと考えたハルマが返事を返し、二人も小さく頷く
「分かりました」
「うむ。期待しておるぞ」
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