第二幕その二
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「朝御飯が美味しいんですね」
「そうなの、私大抵朝早く起きてね」
ジュリアは何でも沢山食べながら五人に答えました。
「まずは王宮のプールで一時間かけて五キロは泳ぐから」
「一時間で五キロですか」
「相当に速いんじゃ」
「水泳選手ですか?」
「それ位じゃないんですか?」
「それ位ですと」
「だからジュリアは王宮一のスイマーだから」
オズマが驚く五人ににこりとしてお話しました、勿論オズマも美味しく食べています。
「それ位泳げるのよ」
「一時間で五キロですか」
「それだけ泳げるんですか」
「泳ぐ距離も時間も凄いですが」
「そこまでなんですね」
「そうよ、それだけ出来るの」
水泳がというのです。
「そして泳いだ分だけね」
「召し上がられるんですね」
「そうなんですね」
「朝に沢山動いて沢山食べて」
ジュリアはまた五人にお話しました。
「それで一日をはじめるの」
「朝早く起きられて」
「そして、ですね」
「そのうえでメイドのお仕事もされるんですね」
「一日をはじめられますか」
「朝早くからのお仕事の時はそれが終わってからね」
お仕事がというのです。
「五キロ泳ぐの」
「やっぱり五キロですか」
「それだけ泳がれるんですか」
「朝早くのお仕事の時も」
「そして食べるの」
泳いだ後でというのだ。
「とにかく泳いだ後の御飯が凄く美味しいから」
「美味しく食べるにはまず身体を動かすことだからね」
モジャボロはフルーツの中にある大好物の林檎をにこにことして食べながらそのうえでジュリアに応えて五人に言いました・
「ジュリアは正しいよ」
「そうですよね」
「やっぱり美味しく食べるにはですよね」
「身体を動かすことですね」
「これが一番いいですね」
「そうだよ、だから冒険の時の御飯は美味しいんだ」
これから皆で行くこちらの時もというのです。
「いつも身体を動かしているからね」
「歩いてですよね」
「そしてオズの国では色々ありますから」
「その分も身体を動かしますし」
「それで、ですね」
「冒険の時は御飯が美味しいんですね」
「外で食べる開放感もあるしね」
モジャボロはこの要素もお話しました。
「だからいいんだよ」
「冒険の時の御飯は」
「そういうことですね」
「そうだよ、そろそろかかしさん達が来るだろうし」
モジャボロは彼等のお話もしました。
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