暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
神話世界に喧嘩売ってみた、あるいは第二回異邦人のお茶会
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それはねぇ・・・」

ちょっと言いづらそうにした二人。はて何があるのかと思ってみると。

「まず現実的な問題として一輝君は競争率が高すぎるし」
「十六夜は恋人持ちだし」
「「そもそもこの二人に惚れるって言うのも趣味が悪いし」」
「オイコラ」

何が悪いわけではないのだけれど。ついでに彼女たちも問題児であるために似た者同士ではあるのだけれど。それでもやっぱり恋人に選ぶかと言われたらNOであろう、やっぱり。
いや、誤解の無いように言えば逆廻十六夜はいい人間である。鬼道一輝のように本質がクズということもない。無いのだが、うん。友人としてはともかく恋人としてはやはりない、と。

「グリーと求道丸は言うまでもなく・・・だし」

半裸は駄目だよ、半裸は。

「アジさんもそう言う対象にはなりえないし」

こちらは全く違う理由からなのだが、まあ言うまでもないだろう。

「まあそもそも命の危機も込み込みの環境だって言うのに」

魔王との戦いとかガッツリ命の危険が存在し、崖っぷちコミュニティ時代とか個人個人の稼ぎがマジでコミュニティ全体の命に影響する。

「恋愛に(うつつ)を抜かすとかあまつさえ告白して成功失敗問わず環境に影響を与えるとか」

成功して付き合うことになったとして、あからさまにいちゃつきだしたら。それを見た周りの人間がどう思うか。ほほえましいと思う人間とかいねえよ。イライラするだけだよ。
失敗した場合?言うまでもないでしょすぐに切り替えられるほど人間強くないんだよ。まずコミュニケーションに悪影響が出て、結果全体として問題発生だよ。とりなそうとして周りの人間も介入しだしたら悪夢の始まりだよ。

「「そんなことを考える人間がいるとか、バカなのかなぁ、って」」
「今のその発言、俺とか別世界の箱庭の住人(その他の人間)とかに対してクッソ喧嘩売ってるからな?」

一瞬十六夜の発言にノイズ(メタ)が混ざったこと、心より謝罪いたします。
また上記の発言並びに一部地の文における発言はあくまでも『無形物の世界における久遠飛鳥並びに春日部耀の個人的所感』であり、『作者の意見』では全くもってないことを此処に明言させていただきたく思います。証拠?ちゃんと十六夜と黒ウサギ付き合ってるでしょう?

・・・なんか今話では釈明の地の文が多めな気がするなぁ。大丈夫かな、これ。

「とまあそう言う心象もあって。まあそれがなかったとしても対象がいないのだもの、起こりえないのよ」
「そうそう。もういっそ飛鳥と百合の世界にはいるくらいしかないかなぁって」
「あら、それもいいわね。いっそそうしましょうか?」
「あはは、うん。それもありかも」

ほぼ冗談としてそんな会話をしていく二人に対して、女って怖えな・・・、なんて
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