第十八話
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謎パワーに書けるしかないのではなかろうか?……あるよね?謎パワー。
「それにしても、カミナが民俗学ねぇ……なーんでそんな変なことに首を突っ込もうって気になったん?」
「ん?あー……」
ふむ、どう答えたものだろうか。ってか、コイツもなんでこうも首を突っ込みまくるのだろうか。そこまで不思議なものなのか?
「そこはほれ、民俗学みたいなちょっと不思議な学問に興味が出てきてだな……」
「ダウト」
「即答は酷くね!?」
あーもう、この幼馴染は!確かにそうだけど!確かにそうなんだけど!
「……はぁ。テンがそう言うのに興味があるらしくて、それにつられて、だよ」
「あー、そゆことか。美少女にホイホイつられちゃったわけだ。気を付けなよ?テンはそう言うところないだろうけど、変な宗教とかにはまらないように」
「はまらねえよ」
「どーだか。美少女とか美女とかに誘われたらホイホイついてくんじゃね?」
マジで失礼だなこの幼馴染は……
「確かに、カミナはホイホイついていきそう」
「っしょ?」
「ちょっとお二人さん。俺に対してどういう認識なのか小一時間ほど問いただしたいのですが」
そう言うものの、二人ともなんだか妙に納得したように何度も頷くばかりである。なんでこんなに失礼なんだ、この二人は。自分でも百パーセント否定できないのは悲しいところではあるのだが。
「そう言えば今更なんだけど、どうしてそう言う都市伝説が出来たのかしら?」
「んー、それについては分からない。昔この辺りに村的なものがあってそれが面白おかしく……ってあたりじゃない?」
「やっぱり、その辺りが定番よね」
「定番なのか?」
「ええ。戦時中なら食べ物足りなかったですよーって言われても違和感ないし、口減らしとして大した労働力にもならない子供とか老人が……って話はないわけじゃないし」
……なんだか釈然としないのだが、確かになくはなさそうだと思う。それが食料になっていたのかどうかという点については……まあ、何とも言えないけども。
とまあそんなことを考え、話ながら歩いていると……なんか、看板が立っていた。木だけで作られている、細い棒に長方形の板をくっつけただけの、何とも手作り感のある看板が。
「看板、あったな」
「看板、あったわね」
「子供のイタズラかな?」
姫子の言うことにも一理あるような見た目なだけに、なんとも判断に困る。念のため、分かれ道の看板がある方の先を見てみるも、ただ道があるだけで何もない。どうしたものかと思うわけなんだけど……しかし、これが本当に怪異現象につながってしまうのだということを俺は知っている。それだけに油断してはならないものだということも。
そんなこともあって、俺はテンと視線をかわす。この場を
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