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水着が似合う色
第四章

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「中華料理とかね」
「串カツとかね」
「焼肉もよくない?」
「そうよね」
 こう彼女達の間で話してだ。
 そしてだ、男組にこう言った。
「バイキング行かない?」
「近くにいいお店知ってるの」
「焼肉とかお菓子がある」
「結構美味しいのよ」
「えっ、バイキングって」
「あそこのお店は」
 男組もそこがどの店か知っていてだ、困った顔になって話した。
「一人千五百円か?」
「今の時間だとな」
「結構な」
「金がな」
 学生で一食それだけはというのだ。
「ちょっとな」
「困るよな」
「そうだよな」
「マクド位ならいいけれど」
「精々吉野家か?」
「そこ位だよな」
 彼等はこう言う、だが。
 女組は笑い合ってだ、強引に決めた。
「よし、焼き肉ね」
「決まりね」
「千五百円ね」
「有り難うね」
 自分達が出さないとも言ってだ、そうしてだった。
 彼等を強引にその店に連れて行って焼肉とスイーツを腹一杯食べた、この千五百円がかなりの出費でだ。
 男組はそれ以上何も出来なかった、それでだった。
 彼等は困った顔でだ、友美達に言った。
「あの、じゃあね」
「これからだけれど」
「俺達とね」
「何処か行こうって言いたいけれど」
 そう思うのはやまやまだがだった。
「もうお金ないから」
「それじゃあね」
「メアド教えてくれない?」
「また会おうよ」
「それ位はね」
 奢ってもらったしとだ、女組も応えてだ。メドは交換したが。
 この日はこれで別れた、そしてだった。
 友美達は彼等と何度か会ったが常にガードは固めた、その例としてもうプールで会うことはしなかった。
 このことについてだ、友美は彼女達に自分達だけで図書館で夏休みをしている合間に尋ねた。
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