第一章
[2]次話
悩みは肩凝り
本町麗子は巨乳である、そしてその巨乳故に彼女にとってはわりかし深刻な悩みを抱えている。
「肩がまたね」
「凝ってるのね」
「そうなのね」
「ほら、今夏でしょ」
この暑い季節だからとだ、麗子は学校で友人達に話した。キャンバスの中にある喫茶店で紅茶を飲みながら話していた。
「夏は薄着になるでしょ」
「麗子の服装って露出低めだけれどね」
「夏でもね」
「薄着にはなってるからね」
「今だって」
白いロングのワンピースだ、勿論半袖である。服の生地はさらさらでかなり薄い。
「それで、なのね」
「しかもあちこちで冷房が効いていて」
「身体が冷えて」
「それで肩が凝るのね」
「まだ冬の方がましな感じなのよ」
麗子にしてみればそうだというのだ。
「冬は身体あっためるから、厚着もして」
「そうよね」
「身体が冷えるって最初からわかってるからね」
「厚着して身体も温めて」
「熱いものも食べて」
好物の鶏鍋なり八宝菜なりをだ、他には生姜を入れた葛湯もよく飲む。他には今はアイスティーを飲んでいるがホットティーやホットミルクを飲む。
「そうしてよね」
「身体を温めていくから」
「それでよね」
「肩凝りはまだましなのね」
「私としてはね、ヨガやストレッチをしても」
麗子がその肩凝り解消にしているものだ。
「それでもね」
「肩が凝って」
「それで困ってるのね」
「夏場は」
「どうしたらいいかしら、暑いのは事実だし」
麗子にしてもだ。
「お店とかの冷房は止めるなって言えないしね」
「ちょっとね」
「それは無理よね」
「自分の都合だけでそうしろとか」
「我儘もいいところよ」
「そう、だから言えないし」
それでとだ、理恵子は困った顔のまま話す。
「困ってるのよ」
「難しい問題ね」
「確かに夏って結構身体冷えるのよね」
「冷房のせいで」
「かえってね」
友人達も言う、特に大阪は人が多くしかも熱気が篭る傾向があるせいか他の街より暑い。東京と比べてもだ。
それでだ、友人達も麗子に言う。
「難しいわね」
「この問題については」
「身体が冷えるからね」
「どうしても肩も凝るわね」
「ヨガやストレッチをしてる分かなりましになってるけれど」
それでもというのだ。
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