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どうよ、想像したら寂しくなっちゃった?」
つまり、この影からの三つの質問のうち二つは不必要なものということになる。
相手にしなくても、タイムリミットさえ過ぎてしまえば最後の質問を向けられる。それだけならば、無暗に相手をする必要もないのだろう。しかし、そもそもそれはある一点を無視しての理論展開だ。
「だったら、それこそ無駄話だろう。大事な質問だけで十分の筈だ」
「そう言われたらそこまでなんだけどさ、ほら、アレだよアレ。《興味がある》ってのが理由。これは無駄なんかじゃないだろ? なぁ?」
「………さぁな、そもそも俺が付き合わないというオチだってあるだろ」
楽しそうな影に向けて、一つ根本的な指摘を突きつける。
彼が想定に居れていないのは《俺という対峙する存在》との双方間の遣り取りで得体の知れない質問ゲームを行うというもの。つまり、俺が相手さえしなければ進展は在り得ない。少し意地の悪い問題提起のタイミングではあったが、そもそも突然現れた相手の心配などする筋合いはないのだから。
「いや、相棒はどうあれ相手をしてくれるよ。だって、分かるんだ。これまでも自分を頼ってくれたんだからさ、なぁ?」
「………俺が、お前を?」
「じゃあ、自分のことを気になって仕方がない相棒にヒントをプレゼント。付き合いもそれなりに長いからな。一方的だったけど」
だが、それに対して動じる様子もない。呆気なく否定してのけた。
むしろ不審な発言を引き出してしまう始末。事実であるという保証もないが、嘘だと否定する材料もない。
「自分は決して相棒とは無関係じゃない。ずっと傍で見てきた。………実感はないだろうけどさ」
俺は、目の前の影を頼った記憶はない。彼の姿は俺の記憶の中のどこにも覚え当たらないのだから。
そばに居たのならば気付かない方が不自然だ。長期間付き纏われていたとは考えにくい。つまり、ブラフということになる。そもそも影は俺を観察していたと言ったものの確たる証拠を提示していない。あくまでも口先だけであって――――
『……どうして殺す必要があったの………?』
思考が停止した。
そう認識できるくらいに、影の声に意識が拒否反応を示したのだから。
『………頼んでない………だって今まで、生きてたのに………殺してまで助けてなんて、私は頼んでない!!』
『違う違うチガウ違ウチガウ違う!? 私じゃない!!? 貴方が、貴方が勝手に殺したんだ!?』
それは、この洞窟で最後に俺に向けられた声だった。言葉も、音も、砂嵐のようなノイズ混じりの中で再現されたそれはあの時のまま切り取ったかのように一分の瑕疵もなく耳に届く。
自分の意思で救った誰かに拒絶された虚無感。手段さえ択ば
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