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うもないけどな。自分はお前をある程度知っている。だからこのままで良い。お分かり? ………この《お前》って呼び方、あんま好きじゃないなぁ。《相棒》でイイよな。決まりだ」
「俺のことを知っている、お前が……」
「そう、そして相棒は自分のことを知る必要もない。下手に関わり合いになるより気が楽ってモンだろ。お互いに、なぁ?」
影はノイズ混じりに話す。
俺のことを知っている。だが、俺から奴を知ることは望まれていない。
一方的な関係であろうとする目的があるのだろうか。詮索されることを好ましく思わない理由があるのだろうか。候補として幾つか思考するが、どうにも現実味が乏しくて取り下げざるを得ないものばかり。
決定的な確証を得るどころか、唐突にこの場面に迷い込んだような心持ちでは判断もままならないというのが本音であるが。
「目的はなんだ」
「………ほーぅ? 随分と思い切ったなぁ?」
「無駄話はしたくないんじゃないのか。用がないなら解放しろ」
確信には程遠い。ならば、あまり気は進まないが話自体を推し進めてしまうのも一つの手段。得体の知れない相手だからこそ恐怖もあるが、まだ承認したわけではないとして自分に言い聞かせる。
「まぁまぁ妥当な流れだろうな。そうじゃなけりゃ自分みたいなやつぁ現れやしないってわけだ。………いいだろ、本題に移ろう」
つまらなさそうに、影は手近な木箱に腰掛けると指を三本立て、軽く振って提示してくる。
「これから自分は、相棒に三つの質問をする。勘違いしないように言っとくとこの返答でお前が損をすることはない………たぶん、きっと」
「何か、不利益を被ることがあるのか」
不穏な点を追求すると、影ははっと顔を上げては顎に手を当てて呻きだす。意外と表情が豊かで見ていて飽きない気がしてきたが、その動作の脈絡の無さは返って違和感を醸し出す要因となる。
「ああ〜っと、こりゃ結構ネタバレに近いかもだぞぉ〜どうすっかなぁ予想外の切り返しだなチックショー」
開始早々頭を抱える影を眺めること数秒。進展しない状況に込み上げた嫌気を晴らそうとメインメニューを開こうと指を下方に滑らせる。しかし、それより早く影が掌を打ち、反射的に音源へと視線が向けられる。
「まあ起こり得る最悪のデメリットだけなら聞くだけ無料か。告知義務ってやつ。隠さず言うと、下手すりゃ死ぬ。わかる? ゲームオーバー、な」
「………黙秘という選択肢は、当然あるんだろうな」
「当然あるともさ。そうなりゃ相棒とはそれまでってだけでどうにもならない。答えを考えるのにだって猶予を与えてやれる。時間切れを過ぎたらそれで終わりだけどな。最後の最後に、本当に大切な質問だけして自分とはお別れってわけだ。………
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