第一幕その十三
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「あの人は石を持っているわ」
「そういうことですか」
「あの石は人助けですか」
「その為のものですか」
「そうなの、そしてあの人もいるから」
ジュリアはまたお話しました。
「安心してね」
「わかりました、それじゃあ十人で」
「皆で行きましょう」
「マンチキンに」
「そうしましょう、それと」
ここまでお話してあらためてです、ジュリアは皆に言うのでした。
「もうず十時ね」
「あっ、もうですか」
「十時ですか」
「お茶の時間ですか」
「ええ、そうよ」
ティータイムだというのです
「だから皆ね」
「はい、今からですね」
「お茶とセットを出して」
「そうして食べるんですね」
「そうしましょう、お茶は何がいいかしら」
ここでジュリアは考えましたがそのジュリアに神宝が言いました。
「中国茶にしませんか?」
「貴方のお国のお茶ね」
「それと桃饅頭や杏仁豆腐、ゴマ団子を出して」
セットはこちらはどうかというのです。
「どうでしょうか」
「あっ、いいね」
「ゴマ団子好きだよ」
「その組み合わせならね」
「皆大好きよ」
四人も言います、そしてジュリアもです。
中国茶とそのセットにです、にこりとして応えました。
「私もそれでいいと思うわ」
「それじゃあ」
「今回のティーセットは中華よ」
まさにそれだというのです。
「それでいきましょう」
「わかりました」
「そしてね」
さらに言うジュリアでした。
「食べ終わったらね」
「はい、またですね」
「一緒にですね」
「冒険のことをお話していきましょう」
「皆で」
「そうしましょう、けれどね」
ここでにこりと笑ってです、ジュリアはこんなことも言いました。
「こうして冒険のことを考えるのって凄く楽しいわね」
「はい、そうなんですよ」
「このこと自体が凄く楽しいんですよ」
「一体どうした冒険にしようか」
「地図を見て考えるだけでも」
「そこからもう楽しめるんです」
「そうね、私ずっとこのことを知らなかったわ」
ジュリアはというのです。
「冒険はついていくばかりだったから」
「だからですよね」
「ジュリアさんがリーダー的なポジションで行かれるいことはなかったから」
「それで、ですね」
「こうしたことははじめてなんですね」
「ええ、だから余計にね」
にこにことしてです、ジュリアは言うのでした。
「楽しませてもらってるわ」
「それじゃあですね」
「このことも楽しんで、ですね」
「そして、ですね」
「冒険に行かれますね」
「皆で」
「そうしましょう、これであの人達が来たら」
かかしと木樵、そしてジャックがというのです。
「出発よ」
「はい、その時までに予定を決めて」
「そうしてで
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