第47話 ダンジョン探索(ライを求めて………そして伝説に………)
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「そうだな」
「当然乗るっス!!」
そう言って後先考えず転送装置に乗るウェンディ。
「おい勝手な事するなよ!!」
「こういう時はショートカット出来るってゲームだとお約束っス!!大丈夫っスよ!!」
3人は暫く考えたが、ハッキリ分からない以上、転送装置に乗らない方が良いという判断になったが………
「みんなも早く来るっス!!」
ウェンディが操るライディングボートに押され、3人共転送装置に乗ってしまった。
「「「ウェンディ!!!」」」
「無限の彼方へ、さあ行くぞっス!!!」
こうして4人は目的地の分からない場所に転移したのだった…………
リビング……………
「大丈夫かな、夜美お姉ちゃん、お兄ちゃん…………」
キャロが心配そうに呟く。
「大丈夫ですよ、元々ドクターが初期に遊び半分で作ったものなのであんまり危険性はなかった筈です」
ウーノの言葉に少し明るくなったキャロ。
しかし………
『さて、それはどうかな?』
ウーノの展開していたディスプレイに黒い影の男が現れた。
「あ、あなたは!?」
『私はメルフィス、貴様なら私の名前を知っているだろう、ウーノ』
と影の男は言っているが……………
「………………………誰でしたっけ?」
『俺はお前らが作ったアジトの自己防衛プログラムのコアだろうが!!!』
もの凄い怒鳴り声でウーノに怒った。
「……………………………ああ」
『絶対思い出してないだろ!!』
「私は覚えていないのですが…………ドクター?」
ウーノは回線を開き、スカリエッティのラボへ通信を送る。
すると、スカリエッティの部屋がディスプレイで表示された。
「ドクター?」
『なんだいウーノ…………ヒック…………』
「ドクター…………まさか………」
『今私、思いついたのだけどね、今度みんなでピクニックなんてどうかな?せっかく零治君達もいるのだから、どこかへ連れて行くべきだと思うのだけれど………』
「ドクター!!その零治君達がピンチなんですよ!!」
『そうなのかい?またどこかの少女を引っ掛けてきたのかな。全く、私の娘たちもいつか彼の毒牙にかかると思うと…………』
ブツブツと自分の世界に入るスカリエッティ。
「ドクター…………」
頭を抱えるウーノ。
「使えないな………」
冷たい言葉で罵る加奈。
「そんな事言っちゃ駄目ですよ加奈………」
「ルーちゃんどうしたの?」
「ゼストが大の字で寝てた……………」
少しムッとした顔で言うルーテシア。
そんなルーテシアを見て、キャロは苦笑いしかでなかった……………
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