第47話 ダンジョン探索(ライを求めて………そして伝説に………)
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だよ!!来るなーーーー!!」
ソニックムーブを駆使しながら逃げるが、化け物?はそれをモノともせず、ライから離れない。
「うわ〜ん!!誰か助けてよーーーーー!!!」
それでも懸命に逃げるライ。
だがその鬼ごっこにも終わりがやって来た。
「あっ!?」
疲れが出たのか、自分の足を引っ掛け、その場に倒れるライ。
「あ……………ああ…………」
恐怖がライを全身に包み込む。
「コノママトワノネムリヲ…………」
だんだんライの視界が暗くなっていく………
「あ……………レイ…………」
目を閉じかけたその瞬間………
「邪霊一閃!!」
ライに襲いかかろうとしていたモノに瞬時に上から斬りかかり、そのまま右に払い抜け………
「魔王炎撃破!!」
炎を纏った剣で完全に消し去った。
「危なかった………」
「……………レイ?」
「ああ、大丈夫だったか?」
「レイーーーーー!!」
疲れた体に鞭を打って、ライは零治に抱きついた。
回想……………
『このダンジョンには一つだけかなり危険なモノを取り付けてしまったんだが…………』
「危険なモノ?」
それは移動中、スカさんの通信によって聞いた話だった。
『確率的にもFエリアの内の一つだからそこまで確率は高くないけど、そこのエリアでは幻覚によって精神を支配されてしまうんだ』
「心を?」
『そう。自分の一番苦手なもの、怖いものなど、幻覚を見せ、精神的に追い込み、精神を破壊するんだ』
「なんて危ないモノを……………」
『まあ一応、侵入者の排除を目的としたプログラムなんだけどね。危険だから一つのフロアだけにしたのだけど………』
「それで、何か解決策はあるんだろう?」
『単純に他の人の干渉で攻撃をすればダメージを与えられる。ただし直ぐに倒さないと今度は自分が取り込まれるから、それさえ気をつければ問題無いよ』
「なんてモノを造ったんだよ…………」
『いや、私は造ってないよ。バグか分からないけど、いつの間にかプログラムの中にいて、削除もできないから放置していたのさ。一体何なんだろうね?』
「何なんだろうね、じゃねえよ………」
「と、こんな話を聞いた後に入ったフロアで実際にライが襲われてんだもん。対妖魔相手の技が効いてくれて助かったわ」
苦笑いしながらライに説明するが、泣きながら離れてくれない。
「しかし、どうするかね………」
「取り敢えず、ライが落ち着いたら先に進もう。もう少しで最深部なのだろう?」
「確かそう言ってたはずだけど………」
「なら進むべきだと私も思うよ」
夜美もデ
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