暁 〜小説投稿サイト〜
機動戦士ガンダム・インフィニットG
第十六話「パーフェクトガンダムVS紅椿」
[6/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
気にはしなかった。
しばらくして、地上に岩場らしき場所が現れた。たぶん、そこが休憩場所だとおもう。
「よし、休憩だ……」
ごつごつした岩場へ降り立って、パーフェクトガンダムを解除した僕は、汗だくの身体を拭くため、ハロの中からタオルを取り出した。
「フゥ……パーフェクトガンダムは従来のガンダムと比べて結構体力使うな? やっぱ追加アーマー装備の重さだよ」
長時間飛ぶにはやや疲れる、まぁ軍人が使うことを考えれば彼らの強靭な肉体なら長時間の稼働は問題ない。僕の場合だと少し疲れる。
「ん……?」
すると、ふと向こう側の岩場から何やら数人の人影を見つけた。そのうちの一人は僕と同じМS学園の男子生徒だ。つまり……
「一夏!?」
何故一夏が? ISとは関係ないはずじゃないか?

「……あ!」
一方の一夏は、箒に問い詰められている中で唯一の助け舟を見つけた。岩場から隠れて除き込んでいる同級生の一人だ。
「アームロー!」
「やば……!」
僕は知らんふりをしようとした。厄介なことに巻き込まれそうだし、それも僕の苦手な千冬先生や箒たちまでいるじゃないか? あれ、もう一人のウサミミの人は誰だろ?
「だれだ……?」
僕は、それを見て好奇心から一夏達の元へ歩み寄ってしまった。
「一夏、その人は……?」
「ああ、この人? 姉貴のダチだよ。それよりも……パーフェクトガンダムの性能はどうだ?」
一夏は、やはり紅椿よりもアムロの乗る最新のパーフェクトガンダムのほうに興味があった。
「ああ、もう凄いってもんじゃないよ? 武装が……あ、ごめん秘密なんだ」
「えぇ!? 教えてくれよ? お前のお父さんが作ったガンダムだから超スゲーに決まってんじゃん!!」
「ダメダメ! 僕と父さんたち以外は企業機密なの。わるいけど、忘れてくれ?」
「いいじゃんか? 頼むよ! 誰にも言わないからさ!?」
「じゃ、じゃあ……父さんと相談してみる」
僕は、ケータイを取り出して父さんに連絡を取った。
「い、一夏! 私のほうを見てくれ!?」
アムロの方へ視線を奪われてしまった箒は、やけになって一夏へ怒る。
「ご、ごめん……箒のも凄いって? 第四世代機なんだろ?」
しかし、焦った発した一夏の表情を、箒はよく思っていなかった。
「何だ……その態度は! もっと、自然に笑ってくれてもいいじゃないか!?」
「自然って……悪いけど、箒?」
一夏は、飽き飽きした顔で箒にこう告げる。
「幼馴染だってことはわかるけど、俺たちは通ってる学校が違うだろ? 俺はMSでお前はISだ。勉強することも違えば興味も違うんだし、それに俺はMS学園の生徒だから、ISに関しては詳しくないんだ」
「……!?」
「ごめん。ちょっと俺……急にこんなところへ呼び出されたから急いで旅館へ帰らないといけないん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ