24.ヒバゴン
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えた怪物を目撃。姿形はゴリラに似て、子牛ほどの大きさがあったらしい。
その正体はツキノワグマかニホンザルじゃないかと言われているが、地元民からは熊が現れるのはもっと山奥で、ヒバゴンが目撃された地点では熊の餌がないと言っている。
動物学者の人はヒバゴンはその大きさを除けばニホンザルそのものであり、ニホンザルの老いた個体が群れから脱落し、人里に現れたのでは無いかと推察しているらしい。
……結局のところその正体は誰にもわからない」
+++ウィキペディア抜粋+++
ちなみに物語の舞台は比婆山とはなんの縁もゆかりもない、ただテレビやっていたから……だけれす。
【で】
デフォルメされたヒバゴンおまんじゅうを一口ぱくり。
「………おいしい」「うまっ!」「意外と…いけるかも」
「…うまいでごわす」「ふむ…これはいいですね」「あんまり甘くないから食べやすいわね」
生地もおいしいけど特にこの中に詰まっているあんこ。この……
「「「こしあん」」」「「「つぶあん」」」がおいしい……え?」」」
執行部、捜査部、みんなが顔を見合わせる。
執行部が食べたおまんじゅうは【こしあん】
捜査部が食べたおまんじゅうは【つぶあん】
そしてこの人が食べたのは
「〜〜〜シャシァー」
「会長……なにしてるんです?」
おまんじゅうに真っ赤な粉をかけて、真っ赤なナニかを生み出す会長を、横から睨みつける茨音さん。
そんなの気にせず鼻歌を歌いながら会長は
「ボクがブレンドした特性七味唐辛子だよん! オイシイよー」
はむっと真っ赤なソレを会長は幸せそうに頬張る。
「会長は辛党ですからなんにでも七味をかけるんですよ」
疑問に思っていたら、執行部の参謀総長、稲田つつみさんが教えてくれた。
同じ眼鏡っ娘の茨音さんとは何故か仲があまり良くない。顔を合わせるとすぐに言い争いが始まってしまう。
「甘いおまんじゅうに七味かけたら意味ないでしょっ! ねぇ餡子姉?」
「そうね〜あんこはつぶあんだから美味しい…「えーボクはこしあん派ダナー」
ピキッ
「私もどちらかというとこしあんの方が好きかしら」
「ワタシもこしあん派です。あのシットリ感がイイんですよ!」
「わ、わたしも…こしあん派」「おいどんもどす」
プチーン
「「こしあんですって〜〜?」」
「あ……餡子姉? 理事長…?」
おかしい…小林姉妹の表情が変だ。笑顔なのに、目が全然笑っていない……。
「わかるぅ〜やっぱあんこはこしあんだよねぇ〜!!」「ダヨネー!!」
イエーイ! とハイタッチして盛り上がる羊さんと会長。横! ふたりとも隣を見て
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