第19話『剣の時代が終わる時〜ナヴァール騎士団全滅!?』【Bパート 】
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しかし――黒騎士の将をかばいだてようとする『部下達』が、『盾』となっていた。
何故……お前たちが?
何故だ?
もはや動けぬロランの前に、次々と仁王立ちする配下の騎士達。
間断なく放たれる鉛玉に、その若き生命を散らしていく――
声をか けたかった。でも、轟く『銃声』の中ではその『声』さえも届かないだろう。
俺が守りたかったもの。陛下と民と同じくらいに大切に守りたかった、共に時代を生きたいと願ったお前達が
――――何故!愚策を施した俺などを守って死んでいく!?――――
俺はブリューヌの騎士だ。
民を護り、陛下の敵を殲滅し、騎士の時代を導く『先導者‐アンリミテッド』だ。
俺は護る側の人間だ。なのに――
どうして、俺は護られているんだ!?
どれだけの無念に伏しようと、お前達の『勇星』は消えた――流星のように。
――騎士たちは魔王に挑み……死んだ――
――そして、自分の運命をロランに託した……希望の星を守り抜いた――
この瞬間、ブリューヌは煉獄の経過を、ジスタートは猛火の予兆を感じ取る。
ブリューヌ・ジスタート転覆計画――その前哨戦に過ぎなかった。
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