第六話 バルバトス
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ガンダムフレーム採用型モビルスーツ?ガンダム・バルバトス?
ガンダムフレームの中でも汎用性と整備性を高めた機体で、他のガンダムフレームに比べれば特質した点は少ない。だが、その汎用性と整備性は他のガンダムフレームより優れており、どんな環境下でも一定の機動力と戦闘力を誇る。
ガンダムフレームの中で最もスタンダードな機体と言えよう。
勿論、この汎用性を活かし、攻撃力に高めたチューンも可能だ。その逆、防御力を高めるチューンも可能。
暁 オーガスはガンダム・バルバトスの特性を理解し、機体を操作していた。
初めて操縦するのに何処をどうすれば分かる。
感覚……直感。どちらにせよ、頭で考えるより手が先に動いている。
オヤっさんの言っていたリンカーなんとかのお陰なんだろうけど凄いな。頭痛も治まってきたし、これなら全力でやれそうだ。
背中にマウントされている刀を引き抜き、それを構え。
「よっと、」
バルバトスは飛翔した。
そして、刀を下に突き出し────モビルアーマーに突き刺した。
「ねぇ、俺はどうすればいい?」
なんだ?なんだ?なんなんだ?
一瞬の出来事で、ジキールは混乱していた。
空からモビルスーツが降ってきて……剣でモビルアーマーを突き刺した?
本当に、一瞬だった。
モビルアーマーの標的は人間だ!そう言いかけていた途中で、いきなりあのモビルスーツは現れて……それで。
「ねぇ、俺はどうすればいいの?」
また、この声だ。
さっきも聴こえた。
この通信の発信源は、いきなり現れたあのモビルスーツからだった。あのモビルスーツの識別信号は────ギャラルホン?
という事は友軍機なのか?
だが、あの機体は見たことない。新型のモビルスーツか?
「ねぇ、聴いてる?」
「あぁ……その。えっと……」
「ねぇ、俺はどうすればいい?」
白色のモビルスーツのパイロットは再度言ってきた。
どうすればいい?ジキールは更に混乱する。
一体、この状況はなんだ?どう言葉を返せばいい?そのモビルスーツはなんなんだ?お前は仲間なのか?
モビルアーマーを攻撃したということは敵とは考えにくい。機体の識別信号もギャラルホルンの物だ。これを偽装するのは不可能に近い。なら、仲間か。そうなのか?友軍なのか?
「てんめぇッ!俺の手柄を横取りすんじゃねぇ!」
グランは白いモビルスーツに向かって叫ぶ。
「は?」
「コイツは俺の獲物だ!なに、いきなり現れたヤツが美味しい所だけ持ってってんだ!」
「そんなの知らないよ。隙だらけだったから突き刺した。それだけ、」
「ふざけんな!テメェ、どこの所属だ!」
グランも、あのモビルスーツの識別信号に気付いたのだろう。あ
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