第五章 Over World
いきなり!!戦乱の予感!?
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」
と、そうしているうちに映司も他のメンバーと自己紹介を終え、話を進めていく。
仮面ライダーオーズ・火野映司には、協力者であるアンクというグリードがいた。
グリードとは、人の欲望エネルギーを込めたメダル・コアメダルを基に、それをセルメダルで形作って構成される欲望の怪物だ。
しかし彼の世界での最終決戦で、彼らとともに戦ってきたアンクの意思が宿ったコアメダルが割れてしまい、彼は今それを元に戻す手段を探して旅をしている、ということである。
「その途中で五代さんと会いまして」
「そうだ。どうして君はこの世界に?」
年上で、さらに先輩ライダーの五代に対して「君」と話しかけるところはさすが海東だが、五代は特に気にすることなくワケを話す。
数年前の、蒔風による「EARTH」登録員消失事件。
そのさい、彼は海東によってこの世界に呼び出されていた。
その影響だろうか、それからしばらくして五代にも世界の壁を越えることができるようになってしまったのだ。
確かに、過去ディケイドやディエンドと関わったライダーはそれなりに世界の行き来を可能にできていた。
これもそういうことなのだろう。
行ける世界はライダー関連の世界のみだが、それでも世界はぐんと広がる。
火野とはその途中で出会ったらしい。
「それで、もっといろんな世界を見た方がいいと思って火野君も一緒に冒険してるってわけ」
『お知らせいたします。現在、大地のフロニャ力が、わずかですが弱ってきております。危険ですので、参加者はいったん戦を中断し、避難所へと――――――』
「む?」
「フロニャ力が、弱ってる?」
「ってことは・・・・」
「あれはなんだ!?」
指をさす火野。
その先には大きな砦があり、彼が指しているのはその上空だ。
さっきからも戦の実況で、あれがグラナ砦であるということはわかっている。
そのグラナ砦の最上部である闘技場部分が、砦から裂けるように別れ、浮きあがってしまってるではないか。
「フロニャ力って、ショウさんの話だとみんなが怪我をしない不思議な力だっていう?」
その言葉に、ショウがうなづく。
ならば、そこからどうなるのかは考えるまでもなく導き出される。
「このままだとあの人たちが!!!」
「あっちの避難は大丈夫そうだな。さすがに手際がいい」
眼下に広がる広大な草原からは、ぞろぞろと参加者である市民や従属する騎士たちが安全拳な場所へと避難していた。
こういうことを想定した、避難マニュアルでもあるのだろう。
だが、そうはいかないものが数名いた。
「砦の
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