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オズのジュリア=ジャム
第一幕その四

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「どうもね」
「女の子がするには」
「ちょっとね」
「合わないかもと思うわ」
「じゃあね」
 オズマも二人の言葉を受けて言いました。
「水泳はどうかしら」
「あっ、水泳ならね」
「身体全体を動かすしね」
「かなりカロリーも使って」
「いいわね」
「そうでしょ、じゃあ皆で水泳をしましょう」
 こう言うのでした。
「食べた後は」
「水泳ですか」
「あの、水着は」
 恵梨香とナターシャがオズマにこのことを尋ねました。
「私達持っていないですけれど」
「五人共」
「ちゃんと王宮にあるわよ」
 オズマは二人ににこりとして答えました。
「男の子様のもね」
「あっ、そうなんですか」
「僕達のもあるんですか」
 ジョージと神宝はオズマの今の言葉ににこりと笑って応えました。
「それじゃあですね」
「今から」
「ええ、楽しんでね」 
 こうしてでした、五人も一緒にでした。蜂蜜をたっぷりと使ったお菓子と蜂蜜を入れた紅茶を楽しんだ後はです。
 皆で王宮のプールに行きました、勿論皆更衣室で着替えましたが。
 オズマは緑の、ドロシーは青、トロットは黄色、ベッツイは赤のそれぞれの色の競泳水着を着ています。恵梨香はピンク、ナターシャは黒のやっぱり競泳水着です。
 男の子達は神宝は青、ジョージは赤、カルロスは黄色のそれぞれトランクスタイプの水着です。三人は順ん微体操の前にふと言いました。
「あれっ、ジュリアさんは?」
「おられないね」
「まだ着替え中なのかな」
「あの娘は後片付けをしているから」
 オズマが三人に答えました。
「だからね」
「それで、ですか」
「遅れるんですね」
「そうなんですね」
「そうよ、だから少し待ちましょう」
 オズマは微笑んで三人にお話しました。
「準備体操もね」
「皆が揃ってからですね」
「それから準備体操をしてですね」
「水泳ですね」
「そうしましょう、あの娘は仕事が速いからすぐに来るわ」
 遅れるにしてもというのです。
「待っていればすぐにね」
「来られるんですね」
「そうなんですね」
 恵梨香とナターシャもオズマに聞きました、見ればどの水着もとても奇麗です。
「じゃあ少し待って」
「皆で」
「準備体操をしましょう、スポーツの前はね」
 何といってもというのです。
「丹念に準備体操をしないとね」
「そう、身体によくないのよね」
 ドロシーがオズマに応えました。
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