第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change6:キャラじゃないこそ需要がある…と、思う〜Beginning of training〜
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「ようやく帰ってきたなお前ら」
グレモリー家に帰ると、アザゼル先生が待っていた。
どうやら俺たちが会場で起こったことに関してはもう知っているらしい。
「それにしてもリアスのレーティングゲーム初戦乃相手がソーナとはな。まったくある意味運命を感じるところだな」
「そうね…確かにソーナとは昔から乃付き合いだけどゲームになったら容赦はしないわよ」
「対戦まで約二十日間か…そうだな……」
先生が何やら計算を始めた。
「修業ですか?」
俺が尋ねると先生は頷く。
「当然だ。今回のゲームのこともあるが、『禍の団』の件もある。サーゼクスは若手を巻き込みたくないと言ったそうだな。これには俺も賛同している……が、敵にとってはそんなことどうでもいいと思っている。それに思ったより『禍の団』の戦力が過剰といえるほど戦力が上昇している。今は何とかシンが対処してくれるがいずれ限界が来るからな」
確かに…はっきり言って相手に魔法が効かなくなるのはまずい。
ある程度肉弾戦できる奴もいるがそれでも遠距離攻撃が封じられているのは明白だ。
それに対して準備しておくのは当然の事だろう。
「修業は明日から始めるぞ。すでに各自のトレーニングメニューは―――」
「待ってくれアザゼル」
アザゼル先生が修行内容を言い出そうとしたときシンが口をはさんだ。
「ん?なんだシン」
「すまないがそのトレーニングメニューを見せてはもらえないだろうか?」
「いいが…?」
シンはアザゼル先生からトレーニングメニューを受け取り見始めた。
一体何を考えているのだろうか?
そしてシンガある程度メニュー内容に目を通したみたいでふたたび俺たちのほうに顔を向ける。
「アザゼル先生…すまないがこのトレーニングメニューではだめだ」
「「「「!?」」」」
この場の全員がシンのダメ出しに驚いた。
一体シンは何を考えているんだ?
「どうしてだ?こいつらの修行メニューとしてはいい具合にできているのだが?」
「確かにいい具合にできている…だがこのメニューではイッセーたちのスキルアップや、戦闘能力向上には望めない」
「一体何がだめなんだ?」
「それに関しては俺の修行メニューの発表時にアザゼルと俺が作った修行メニューと比較して伝える。とりあえずみんな会合で疲れている今は休ませるのが先決だ」
「そうか…ならお前さんの修行メニュー楽しみにしているぜ」
「ま、そういうわけだ。。明日からアザゼル以上の修行を発表するつもりだ。だから今日は休んでほしい。だがその代わりアザゼル以上の成果を期待していてかまわない」
とりあえず修行に関してのミーティングはこれで
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