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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第635話】
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かが触れたヒルトは視線を落とすと其処にはシャイニィ――又の名をにゃん次郎が其処にいた。


「あれ? 何で着いてきてるんだ?」

「わぁ……白猫さんだ〜」

「おーい、一夏」


 ヒルトは一夏を呼ぶ、だが新幹線乗る前の乗客からサインに応じていたのか気付かなかった。


「……今さら帰すわけにもいかないしな。 ほら、俺のバッグの中で大人しくしてろよ?」

「にゃっ」


 バッグのファスナーを開き、にゃん次郎をバッグに入れると酸素が行き渡る様に少し口をあける。

 其処から頭だけを出すにゃん次郎――それはさておき、本音は片時もヒルトから離れず、その様子を見た一部からは――。


「むうぅ……本当だったらエミリアがあそこにいたのにぃ!」

「ヒルトの隣は私の……」

「…………はぁ……なかなかヒルトくんと隣になれない……」

「本音、いいなぁ……。 でもでも、私だって……! お寿司でヒルトくんの気を引けば!」


 等と言っている――だがそれよりも危機感を抱いてるのは専用機持ち達だった。

 特に胸が無い組の鈴音とラウラ。


(ヒルトのバカッ! 胸が小さくても気にしないって言ってたのに! あんなにでれでれしちゃって!!)

(ッ! 胸の差が決定的な差になってしまうのか……! だ、だが……私は抱かれたから、少なくとも私の胸はヒルトの好みだと思いたい、そう願いたい……!)


 そんな突き刺さる視線に居心地の悪いヒルトは早く新幹線来ないかなと思っているとアナウンスが流れ、暫くすると新幹線がやって来た。

 その頃にはサインを終えていた一夏が――。


「お、新幹線が来たな。 それじゃあ乗るか」


 そんな言葉が聞こえる、周りの乗客も並んで乗車準備を始める。


「やっぱ織斑一夏くんはイケメンよね〜。 テレビインタビューでスッゴく爽やかだったし!」

「うんうん! でも有坂ヒルトくんもイケメンよ、ほら?」

「えー? 幾らイケメンでも落ちこぼれで将来性無いならパスよパス! それに比べて織斑一夏くんは将来の代表! はぁ……彼になら抱かれたいわ〜」

「あんた彼氏居るじゃん」

「それはそれ、これはこれよ!」


 そんな会話が聞こえる中で乗車する一年生生徒たち。

 乗車すると予め決められた席に着席する生徒、ヒルトも窓側の席に座りその隣に本音が座る。


「よし、全員乗ったな?」

「せんせーい、織斑くんがまだサイン責めにあってます」


 誰が言ったかわからないが窓から見てるとまたサインに応じていた一夏、千冬はこめかみに怒りマークを出しながら下車、首根っこを掴んで無理やり乗車させた。


「この馬鹿者が、何故サ
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