到着!漫遊寺中!
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長い間、キャラバンで揺られてた私たちはついに終着点へ到着した。
「やっと、ついたっス〜」
私たちがキャラバンから降りると同時に、壁山くんがそう呟く。
「ホントだぜ、お前の横に座ってる俺の身にもなりやがれ、隣でうっぷうっぷやりやがって?」
染岡くんも壁山くんにそう言いながら、口に手を当てて出てきた。
「もー、そんな汚い話やめなよ」
私も流石に声を掛ける。
「確かに女の子が居るのにする話じゃないよな」
「あたしも一応女なんだけど」
黒薔薇くんがそう言った後に、塔子ちゃんが黒薔薇くんに言う。
「す、すまない、悪気はなかったんだ!」
「あはは、なに本気で謝ってんのさ!あたしはそういうの全然気にしないって!」
うまく塔子ちゃんに弄ばれた黒薔薇くんは、苦笑いを浮かべながら固まっていた。
「ったく、いつまでお喋りしてんだよ、おら行くぞ」
アツヤくんが痺れを切らして、歩いていくと
「「「きゃぁぁ?イケメン??」」」
そういう黄色い声が響き渡り、若い女の子にアツヤくんは瞬く間に囲まれてしまった。
「おい、てめえらどきやがれ!」
アツヤくんの抵抗も虚しく
「「「きゃぁぁ?そういうワイルドなところ!さらに惹かれちゃう!」」」
アツヤくんが困ったように、こっちを見て叫ぶ。
「おい兄貴!どうにかしてくれ!」
「しょうがないなぁ」
そう言い吹雪くんは女性の群れへ突き進んでいく。
「誰よ?私たちの邪魔をするのは!ことによっては生かして返さないわよ!!」
気配に気づいた女性たちは吹雪くんを確認すると硬直してしまった。
「あ?ああ?、超イケメン???」
吹雪くんは女性たちに、さわやかな笑顔を振りまくと声を掛けた。
「お嬢さんたち、ごめんね、僕たちこれから行かないといけないところがあるんだ?。だからアツヤを開放してくれないかな?」
「「「はい???」」」
吹雪くんが声を掛けると、すぐに相手は落ちてしまう。流石、雪原の王子?。
そして吹雪くんは追撃を仕掛ける。
「僕たちさっき京都についたばっかりで、全然わからないんだ?。よかったら漫遊寺中に行きたいんだけど案内してくれないかな?」
「「「はい、喜んで??」」」
吹雪くんに掛かれば、こんな展開、朝飯前である。
「ありがとね君たち、おかげで助かったよ」
「「「お役に立てて良かったです?」」」
「うん、じゃあバイバイありがと〜」
「「「は〜い?」」」
女性陣に案内してもらった私たちは無事に漫遊寺に到着した。
「さ、流石は吹雪くんだったね」
私がそう言うと吹雪くんもこっちを向いて笑う。
「
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