暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
流星を見ながらの予期せぬ再開
[11/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初


「・・・・・・・・・・・・・なに?」

心の中で思いボス攻略戦のことを伝えようと声を掛ければ、フェンサーさんは人を射殺せるような瞳を私に向けた。

でも、私はそんな瞳など無視して言う。


「あなたも基本的にこのゲームをクリアするために頑張ってるんでしょ?迷宮のダンジョンで死ぬためじゃなく。なら、“会議”には顔を出してみてもいいんじゃない?」

「・・・・・・・・・・・・・・会議」

フェンサーさんは呟いて、私の方に顔を向けた。


「そっ、今日の夕方、迷宮区最寄りの《トールバーナ》の町で、一回目の《第一層フロアボス攻略会議》が開かれるらしいの」

フェンサーさんはただ無言で私の話を聞いている。

「私と私の相棒は攻略会議に参加しようとしてるの。行くかどうかはあなた次第だけどね」

そう言い切ると、私の後ろからラグナの声が聞こえてきたのであった。

『おーいキリトォー!!この奥にいたルインコボルド・トルーパー全部片付けたから迷宮区を簡単に出れるぜぇ!!!』

「ラグナッ!!分かった、それじゃあ行こっか!」

ラグナの声に私は喜びの声を出しながら、大きな声で返すと、ラグナはフェンサーさんのことを聞いてきた。

『行くって、フェンサーの奴は目が覚めたのか?』

「うん!目が覚めたから大丈夫だよ!」

『分かった!そんじゃあトールバーナに行くか!!』

「うん!行こう行こう!!」

返事をして私はラグナの元まで走り出そうとするも、「あ、そうだった」と一度足を止めてフェンサーさんに振り向く、フェンサーさんは「・・・・なに」と不機嫌な声を出して私を見る。

私はそんなフェンサーさんに、こう言う。



「私はもう行くけど、そのシーツと布団はあなたが持ってても良いよ。ラグナがあなたが持ってても良いって言ってたから、なんならトールバーナに着いたらラグナに返してもいいから、そういうこと、じゃあね!」

そう言って、私はフェンサーさんに手を降りながらラグナの元まで走り出す。

キリトside out



明日菜side


「私はもう行くけど、そのシーツと布団はあなたが持ってても良いよ。ラグナがあなたが持ってても良いって言ってたから、なんならトールバーナに着いたらラグナに返してもいいから、そういうこと、じゃあね!」

そう言って濡羽色の髪を持った女の子は去っていった。

「・・・・・・・・私を助けた人ってラグナって言うんだ。なんか、一真に似たタイプだな・・・・・・・・あの女の子も羨ましいな・・・・私もあんな風に誰かと触れ合ってみたいな・・・・・・」

自然とそんなことを口にした私は、数秒後にハッとさせ首をブンブンと振った。

そんな中私はふと思っ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ