Change5:夢は誰にも汚せない〜Mysterious girls〜
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ヤンキーが起した喧嘩から数時間が経った。
今はボロボロになった壁は修復され会長たちも来ていた。
「私はシーグヴァイラ・アガレス。大公アガレス家の次期当主です。先程はお見苦しいところをお見せして申し訳ございませんでした」
先ほどヤンキーとけんかしていたシーグヴァイラ三が改めて挨拶をしてくれた。
確か、大公は魔王と大王の間を取りまとめるのが役割だったけ?
それと俺たち人間界にいる悪魔にはぐれ悪魔討伐や調査依頼などの命令を魔王の代わりに伝えるもの仕事だったよな。
なんかヴェネラナさんのお陰で悪魔についての知識がすごく深まった気がする…。
まあ、あれだけ勉強すればそれに身につくよな。
「ごきげんよう。私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主です」
「私はソーナ・シトリー。シトリー家の次期当主です」
「俺はサイラオーグ・バアル。大王、バアル家の次期当主だ」
「僕はディオドラ・アスタロト。アスタロト家の次期当主です。皆さん、よろしく」
シーグヴァイラさんに続き、若手悪魔の主達があいさつをしていく。
ちなみに俺達、眷属悪魔は主の後ろで待機している感じだ。
確かあのヤンキー悪魔も次期当主だったよな?
失礼だと思うが、あんなのが名門貴族の次期当主でいいのか?
正直不安しかないと思うが…。
「どうしてゼファードルが家の次期当主かわからないようだな?」
「ええ、まあ」
「まあ、不安になるのは仕方ないことだ。実は、グラシャラボラス家は先日、お家騒動があってな。次期当主とされていた者が不慮の事故で亡くなったそうだ。だからその弟である先程のゼファードルは新たな次期当主候補となったのだ」
サイラオーグさんが丁寧に説明してくれた。
実際、有名貴族でも色々大変なんだな。
確かヴェネラナさんの授業で習ったがグラシャラボラス家は元々今の魔王様…名前は忘れちまったけどその人が本来なら次期当主のはずが、魔王になってしまったため次期当主の座が変わったらしいな。
金持ち生活にあこがれていたけどこんな問題があるなら今の暮らしでいいかな。
てか、この面々で会談をやるのかよ…。
俺また緊張してきたかも…。
「よっ、兵藤」
「匙か」
俺が緊張気味の中、匙が俺に話しかけてきた。
「もしかして緊張しているのか?」
「ああ、正直元一般市民の俺にとっては今の空気だけでも緊張するぜ」
「て、おいおい…。いくら下級悪魔とはいえど甘えは赤龍帝なんだぜ?少しは堂々としていないとリアス先輩の評価につながるぜ?」
「まあ、それはそうなんだが…緊張するものは緊張するんだよ!!」
「まあ、お互い主たちに迷惑かけないように頑張ろうや」
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