第29話
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
まったのか………」
「フン、今までの事を考えればその抹殺対象は”鉄血宰相”もそうだがお前達”情報局”になる可能性が高いのだから、命が惜しければ今後は大人しくしておくのだな。」
「ぶ〜……ボク達に何の恨みがあって、”空の女神”はそんな事を七耀教会にさせるんだよ〜。」
オリヴァルト皇子の説明を聞いたトワは悲痛そうな表情をし、アルゼイド子爵は重々しい様子を纏って呟き、ユーシスはミリアムに忠告し、ミリアムは不満げな表情で頬を膨らませてエイドスに対しての恨み言を口にした。
「……ま、”星杯騎士団”の連中からすれば結社の最高幹部のヴィータもそうだけど、アタシ達”魔女の眷属”も”外法”かもしれないわね。」
「そうね………遥か昔私達の先祖が”魔女の眷属”に伝わっている秘術を悪しき事に使った事から”魔女狩り”が行われた事によって、私達”魔女の眷属”が世間から追われ、決して誰にも見つからないように隠れて生きるようになったと伝えられているものね………」
「エマ………」
それぞれ重々しい様子を纏っているセリーヌとエマの会話を聞いたアリサは心配そうな表情でエマを見つめていた。
「―――横から口で挟むようで悪いけど、その”外法認定”の件でカシウス先生から貴方達”Z組”に伝えて欲しいって頼まれている”忠告”があるわ。」
「え………ぼ、僕達にですか?」
「カシウス卿は我等にどのような”忠告”をされたのでしょうか?」
シェラザードの話を聞いたエリオットは戸惑い、ラウラは真剣な表情でシェラザードに訊ねた。
「『帝国解放戦線のリーダーにしてお前達のクラスメイト―――クロウ・アームブラストも今回の和解調印式によって七耀教会に”外法認定”された可能性が考えられる。クラスメイトとして彼が今まで犯した罪を生きて償って欲しいと願っているのならば、”特務部隊”の指揮下に入るか、ゼムリア大陸に降臨した”空の女神”エイドスを探し出して彼女に頼る事だ』―――との事よ。」
そしてシェラザードは驚愕の事実をアリサ達に伝えた。
「何ですって!?」
「ク、クロウ君が七耀教会に”外法認定”された可能性があるって……!」
「どうしてカシウス准将はクロウまで”外法認定”されている可能性があると推測しているのですか?」
シェラザードからのカシウスの伝言を聞いたその場にいる多くの者達が血相を変えている中サラは信じられない表情で、トワは表情を青褪めさせて声を上げ、ジョルジュは辛そうな表情でシェラザードに訊ねた。
「その……和解交渉の時に第五条の内容でエレボニアがリィン君に適した”騎神”を贈与するって内容があるでしょう?その内容について七耀教会の代表者であるカ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ