第29話
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いるという話は聞いたことがあると思うが……。その調査・回収を担当するのが『星杯騎士団』と呼ばれる組織さ。メンバーは非公開ながらかなりの凄腕が選ばれるらしい。」
「ちなみに”星杯騎士”の中には私達”執行者”や”蛇の使徒”と同等やそれ以上の使い手である方達も所属しているとの事ですわ。」
「ええっ!?し、七耀教会にそんな組織があったんですか!?」
「そう言えばわたしも七耀教会には”古代遺物”を回収する為の”裏の組織”があって、その組織に所属している神父やシスターは凄腕揃いで、どこかの猟兵団が古代遺物を手に入れようとしたけども七耀教会の使い手―――それもたった一人のシスターに潰されたって噂を聞いた事がある。」
「りょ、猟兵団がたった一人のシスターに潰されるって……!」
「フン、幾ら何でもそれは誇張された噂だろう。シスターがたった一人で猟兵団を潰す等、普通に考えてありえん。」
(その”ありえない事”ができるシスターに心当たりがある――――というかその場面を見た事があるんだよな………)
(その噂に出て来たシスターは間違いなく”守護騎士”第一位にして”最強の星杯騎士”―――”紅耀石”でしょうね……)
(アハハ……セリカさんやリウイ陛下達を知っている私達からすれば、一人で猟兵団を潰す人なんて、セリカさん達と比べたら大した事はないと思ってしまいますよね………)
(ホントよね……セリカさん達の余りにも非常識過ぎる強さがあたし達の感覚を麻痺させるのよね………)
オリヴァルト皇子とシャロンの説明を聞いたエリオットは驚き、フィーの話を聞いて信じられない表情をしているマキアスにユーシスは呆れた表情で指摘し、猟兵団を一人で潰す人物について心当たりがあるトヴァルは疲れた表情をし、サラは苦笑し、苦笑しているアネラスに小声で囁かれたシェラザードは疲れた表情で同意した。
「アルフィン皇女殿下。先程”星杯騎士団”が”外法認定”した者達を”狩る”と仰っていたがそれはどういう意味なのだろうか?」
「それは………」
「……”星杯騎士団”には”古代遺物”の回収以外にも役目があってね……その役目とは後戻りできない”大罪人”――――七耀教会によって”外法認定”された者を”狩る”―――つまり、殺害する事も彼らの役目なんだ。」
ガイウスの疑問にアルフィン皇女が答えを濁している中オリヴァルト皇子はアルフィン皇女の代わりに答え
「そ、そんな……七耀教会がそんな事をしていたなんて………」
「そしてエレボニアの関係者が衰退したエレボニアの為に”空の女神”が皇女殿下に要求した最後の条件を破れば、その者達によって抹殺される事になってし
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