第29話
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「む〜、オジサンやボク達がエレボニアの為に今までやって来たことをエレボニア皇族のアルフィン皇女達が全否定するなんて、幾ら何でも酷いと思うんだけど〜!」
「ちょっ、ミリアム!?幾ら何でも言い過ぎだぞ!」
「貴様………幾らクラスメイトだからと言って、貴様の殿下達に対する余りにも不敬なその発言は見逃せないぞ。」
「今すぐ殿下達に謝罪してください、ミリアムちゃん!ミリアムちゃんの先程の殿下達に対する言葉は完全に不敬罪に当たりますよ!?」
そして不満げな表情で声を上げたミリアムの反論を聞いたマキアスは焦り、ユーシスはミリアムを睨みつけ、クレア大尉は焦った様子でミリアムに注意した。
「ハハ、私達は気にしていないから、落ち着いてくれ。ミリアム君―――”革新派”の私達の考えに対する不満の言葉を受け止める事もまた、私達エレボニア皇家の”義務”だからね。」
「勿論わたくしも気にしておりませんからどうかお気になさらないでください。それに女神様が最後に仰った条件を破ってしまった場合、七耀教会からその破ってしまった方々に対する”処罰”を与えられてしまう事を考えると最もその条件に当てはまる可能性が高いのはミリアムさん達――――”革新派”なのですから、そのような条件を呑んだわたくしをミリアムさんが非難しても仕方ありませんわ。」
「へ……………」
「”最後の条件を破った場合、七耀教会から最後の条件を破った人達に対する処罰が与えられる”って………」
「七耀教会はどのような処罰を最後の条件を破った人達に与えるつもりなのですか?」
苦笑しているオリヴァルト皇子の後に答えたアルフィン皇女の答えを聞いたマキアスは呆けた声を出し、アリサは戸惑いの表情をし、ジョルジュは不安そうな表情でアルフィン皇女に訊ねた。
「七耀教会が最後の条件を破った方々を”外法認定”し、”星杯騎士団”に狩ってもらうとの事です。」
「な―――――」
「何ですって!?」
「よりにもよって、”外法認定”かよ……!」
「随分と思い切った事を考えたわね、”空の女神”は。」
アルフィン皇女の説明を聞いたクレア大尉は絶句し、サラは信じられない表情で声を上げ、トヴァルとセリーヌは厳しい表情をした。
「せ、”星杯騎士団”………?」
「七耀教会が関係しているのですから、恐らく七耀教会に所属している組織だと思うのですが……」
「”狩る”とは随分と物騒な言葉だな……」
「殿下達は”星杯騎士団”についてご存知なのですか?」
一方事情がわからないトワとエマは戸惑いの表情で呟き、ラウラは重々しい様子を纏って呟き、アルゼイド子爵はオリヴァルト皇子達に訊ねた。
「……ああ。アーティファクトが教会に管理されて
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