21.マ●オワールドに転生したい
[3/3]
[9]前 最初 [2]次話
使ったナニかをするんだぞう!」
「「「…………」」」
この時誰しもが「和菓子屋なんだからそうに決まってるだろ(でしょ、れす)」と思ったがあえて口に出さない。だって一々ツッコミを入れていたらきりがないから。
【で】
ユーガッタメール、お兄ちゃんメールだにょ
ユーガッタメール、お兄ちゃんメールだにょ
ユーガッタメール、お兄ちゃんメールだにょ
二つの着信音が部室内に響く。
「うわ……コガジュン先輩」「………」
古賀先輩ことをまるで変質者を見る時のような目で見る二人
「ちが! オレのじゃねーよ!」
古賀先輩には一つ下の妹さんがいる。その妹の声を録音して着信音に……と思ったけどそれは早合点、勘違いだったらしい。
本当の犯人は……
「アンコからだ〜」
会長でした。
何事もなかったかのように、スカートのポケットからスマホを取り出し操作する。
「テメェ……」
握り拳を作って怒る古賀先輩なんて気にもせず
「ほぉうオモチロイことが起きているみたいですな〜」
スマホを見ながらニヤニヤ笑いそしてこちらを向いてにひっと笑ったと思ったら
「見てみ、コレ」
スマホをみんなが見える位置に差し出した。みんなでそれを覗き込んで見るとそこには……
[アンコ:タスケテ!!]
とだけ書かれていた――
饅頭よ――
どうして其方は饅頭なの?
嗚呼饅頭よ――
どうしてあんこは二種類あるの?
嗚呼饅頭マジコノヤロよ――
どうしてもワタシ達は分かり合えないの?
饅頭よ――
どうしても争わないといけないことなの?
きっとこれは饅頭というものが誕生した時から
幾度となく繰り返された
避けられない戦争なの――
続く
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ