暁 〜小説投稿サイト〜
逆襲のアムロ
43話 ア・バオア・クーの戦いB 3.13
[18/18]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ない」

ララァは暗闇に腰を下ろして、1つずつ怨念という名の結ばれた紐を解いていった。

フロンタルはララァがパンドラボックスに飛び込んだことを認知した。そしてユニコーンを見た。
中には生体反応はあるが、そこにあったその存在の意識が無かった。

「肉体を棄てたか。かの者にとっても肉体は道具に過ぎなかったわけだ」

それは自身ことを言っていた。が、フロンタルはユニコーンに新たなる意思の存在を感じた。
それに驚愕はせずとも驚きを示していた。

「ほう、本来の持ち主も相当の逸材のようだ」

フロンタルの視線の先のユニコーン内に本来のララァが意識を持って座ってた。
自身がこの体に帰ってきたのはオーガスタ研究所で研究していた時以来だった。

「はあ・・・はあ・・・」

ララァは息を切らして回顧していた。あの時私を攫ったシロッコは演技だったことは後に知った。
あの人は私を他の誰かに利用されないよう、あの人の持ちうる力で外在的にも内在的にも守り、世界を
守っていた。その為に悪役をかった。

目の前の忌まわしい巨大なモビルアーマーが今日までの問題。この力に勝てないと人類が終わる。
彼は台風のような自然災害だ。理由などない。今まで台風として成長するまで蓄えてきた力を今彼は
これより発揮するのだろうとララァは感じていた。

ララァは後方を見て、そして意識も向けてみた。するとアムロとシャア、他優れた力を感じた。
ララァは彼らの力を持って挑めば勝算があるかもしれないと思った。

それでも一縷の望みなのかもしれない。彼の抱える力は強大だ。

「・・・それでも人類は今まで様々な苦難を乗り越えてきました」

思うだけで良かったのに口に出てしまう。そう言い聞かせたいほどの重圧をフロンタルより感じていた。

ララァは牽制しながら、その宙域から離脱していった。それをフロンタルは敢えて見逃した。

「フフ・・・まあいい。元々はシロッコから持ち込まれた相談事。私はゼウスを用いてパンドラボックスと共に世界を蹂躙することが目的だからな」

フロンタルはゼウスへとジオングを向けて、ララァと同じく宙域を離れていった。





[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ