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逆襲のアムロ
43話 ア・バオア・クーの戦いB 3.13
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ちのしたことが払拭はされないわ」

エマがそう言った後、マウアーも続く。

「今更だけど、地球はやっぱり大事だもの。守らなきゃね」

ジェリドがカクリコンの前に立ち、横切って肩を叩く。

「お前の我慢、知っていた。シロッコからは考えて動けと言われた。それはオレ含めて自己を活かせとうことだろうよ。この期に及んで軍規違反など取るに足らんだろう。明日連邦があるかも分からんからな」

ジェリドはそう言って、先に艦橋を出ていった。その後を追って、カクリコン、マウアー、エマと続いた。


* ネオジオン アクシズ分艦隊 サダラーン艦橋

艦長席にユーリー提督、その隣に司令席が設けられ、マハラジャ提督が鎮座していた。
その艦橋の外側、窓側に近い位置でジュドーとプルツーが並んで立っていた。

マハラジャは席を立ち、その2人に近づいて行った。

「君らの話は聞いた。残念だった。彼の行動はそれは未来の宇宙移民の為の事業だった。しかし、彼の意思はそのまま事業として形は残っている」

2人とも無言だった。マハラジャは話し続けた。

「イーノ君と言ったか。彼が月とサイドとの商談を続けてプラント事業を引き続き担っていた。君らの戻れる場所を維持するためにな」

ジュドーは俯いて歯を噛みしめていた。プルツーは目に涙を溜めていた。

「私ら、グレミーもそうだが、暗い光の当たらぬ空間でいつかはこの青い星に戻ろうと熱望していた。それが今は風前の灯火だ。ここに来て私は思わなんだ。想いは儚いものだと」

ジュドーはマハラジャの言葉に初めて言葉を開いた。

「じいさん。オレたちは何も諦めてなんかいない!見ろ!」

ジュドーが地球を指差す。

「あれが諦めている姿なのか!違うだろ!アレは生きたい、まだやれるともがいている姿だ!」

ジュドーの熱意にマハラジャは圧倒されていた。

「想いが儚いと思うのはそれがじいさんの思い込みだ。やるか、やらないかだ!地球は死にはしない。あの姿を見ればわかる」

ジュドーの話を途中から艦橋に入って来たハマーンが聞いていた。そしてジュドーに近寄ってきた。

「何が思い込みなのかな、ジュドー君」

ハマーンが優しく声を掛けた。ジュドーはハマーンを見て、その質問に答えた。

「あの光、あの意思が奇蹟を起こす。オレには分かるんだ」

その理由を何となく知っていたのはプルツーだけだった。あの時の戦闘でフロンタルを退けて、生き延びれた才能、そしてジオングを動かした力、今のジュドーは今までよりも特別だった。

その力をハマーンも潜在的に感じ取れた。

「(このコは何かを秘めている。いや既に何かを越えてきたのかもしれない)」

ハマーンはジュドーが指摘した地球を見据えた。僅かな
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