暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十五話 アルトの秘密
[11/11]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

休憩室の長イスに座ってグッタリしているアスカに、アルトが缶コーヒーを手渡す。

「……いえ、どのみち医務室には行かなきゃいけなかったから、いいですよ。事情を説明してくれたし」

シャマルの説教の後遺症か、疲労困憊のアスカ。

「そっちじゃないよ。私が泣いちゃったせいで、アスカとヴァイス先輩がケンカになっちゃったでしょ。それに……アスカに八つ当たりした事」

アスカの過去の話を思い出したのか、アルトが言葉を詰まらせる。

「………隊長達とシャーリーにも話してたし、気にしないでください。まぁ、あんまり言いふらされちゃ、イヤですけど」

「うん、約束するよ。絶対に人には言わないって。私も、噂話でイヤな思いしたからさ」

「はい」

アスカが笑うと、アルトも笑った。

実に良い雰囲気の休憩室を、コッソリのぞき込むチビタヌキ。

「なんや。昨日はティアナで、今日はアルトといい感じかいな……こりゃ、アスカ君の評価を少し考え直さないといかんかなぁ」

不可抗力の上に全く知らない所で、評価がガタ落ちになっているアスカであった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ