暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十五話 アルトの秘密
[2/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いま、ちょうど時間があるし、少し送って」

「あ、じゃあ私も手伝うね。アスカにはよく力仕事をやってもらってるからさ」

ルキノも、エリオのデスクの座って手伝おうとする。

「え?いや、そんなつもりで言ったんじゃないですよ。流石に悪いですし……」

アスカが断ろうとするが、スッと別方向から延びてきた手が、アスカのデスクのキーボードを叩いた。

「んじゃ、アルト、ルキノ。そっちにデータ送ったから、チャチャッとやっちゃおう」

「シャーリー!」

第三者の乱入にアスカが驚く。

「「はーい」」

データを受け取ったアルトとルキノは返事をするが早いか、ササッと書類を片づけ始める。

「さーて、私達も負けてられないよ」

書類を送ったシャーリーも、残りを処理してしまおうとデスクに向かう。

「おいおい」

いきなりの展開に置いてきぼりのアスカだったが、3人に仕事をさせる訳にはいかないとデスクに向き直る。

だが……

「……みんな早いよ!」

アスカも書類仕事はそれなりにできる方だが、ロングアーチのスピードは別次元だった。

「へっへー!ロングアーチスタッフの情報処理能力をなめんなよ!」

素早く書類を片づけるアルトが笑う。

「そうそう。戦闘中なんかもっと早いんだから」

ルキノもノリノリだ。

「アスカも早くしないと、私達だけで終わっちゃうわよ?」

最も速く書類を処理しているシャーリーがアスカに言う。

「なんの、負けるかぁ!………参りました」

あっさりと敗北宣言するアスカ。

かくして、アスカの書類仕事はロングアーチ3人娘によって処理されたのであった。





アスカside

そんでもって昼飯の時間。オレはシャーリー達に昼を奢る事にした。

シャーリーはもちろんだけど、アルトさんには散々世話になったし、ルキノさんも快く手伝ってくれたから、奢るくらいしないと罰が当たる。

で、食堂にきたら、スバル達もちょうどそこにいた訳で。

オレを見るなりスバルは文句を言ってきやがった。

「ひどいよー!アスカー!いきなり引っ叩くなんて!」

開口一番それかよ。

「やかましいわ。あんなに書類ため込みやがって。シャーリー達が手伝ってくれなかったら、終わってなかったんだぞ」

まったく、少しは反省しろってーの。

……なんか、今のオレ、ティアナみたいだな?

こっちの気持ちも知らずに、スバルはキョトンとした後、ニマーっと笑った。

「え?あの量、終わったの?」

おい!

「喜ぶな!ロングアーチスタッフに迷惑をかけたんだから…」

「アスカ、いいから」

スバルに説教しようとしたら、アルトさんに止められ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ