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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十五話 アルトの秘密
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いま、ちょうど時間があるし、少し送って」
「あ、じゃあ私も手伝うね。アスカにはよく力仕事をやってもらってるからさ」
ルキノも、エリオのデスクの座って手伝おうとする。
「え?いや、そんなつもりで言ったんじゃないですよ。流石に悪いですし……」
アスカが断ろうとするが、スッと別方向から延びてきた手が、アスカのデスクのキーボードを叩いた。
「んじゃ、アルト、ルキノ。そっちにデータ送ったから、チャチャッとやっちゃおう」
「シャーリー!」
第三者の乱入にアスカが驚く。
「「はーい」」
データを受け取ったアルトとルキノは返事をするが早いか、ササッと書類を片づけ始める。
「さーて、私達も負けてられないよ」
書類を送ったシャーリーも、残りを処理してしまおうとデスクに向かう。
「おいおい」
いきなりの展開に置いてきぼりのアスカだったが、3人に仕事をさせる訳にはいかないとデスクに向き直る。
だが……
「……みんな早いよ!」
アスカも書類仕事はそれなりにできる方だが、ロングアーチのスピードは別次元だった。
「へっへー!ロングアーチスタッフの情報処理能力をなめんなよ!」
素早く書類を片づけるアルトが笑う。
「そうそう。戦闘中なんかもっと早いんだから」
ルキノもノリノリだ。
「アスカも早くしないと、私達だけで終わっちゃうわよ?」
最も速く書類を処理しているシャーリーがアスカに言う。
「なんの、負けるかぁ!………参りました」
あっさりと敗北宣言するアスカ。
かくして、アスカの書類仕事はロングアーチ3人娘によって処理されたのであった。
アスカside
そんでもって昼飯の時間。オレはシャーリー達に昼を奢る事にした。
シャーリーはもちろんだけど、アルトさんには散々世話になったし、ルキノさんも快く手伝ってくれたから、奢るくらいしないと罰が当たる。
で、食堂にきたら、スバル達もちょうどそこにいた訳で。
オレを見るなりスバルは文句を言ってきやがった。
「ひどいよー!アスカー!いきなり引っ叩くなんて!」
開口一番それかよ。
「やかましいわ。あんなに書類ため込みやがって。シャーリー達が手伝ってくれなかったら、終わってなかったんだぞ」
まったく、少しは反省しろってーの。
……なんか、今のオレ、ティアナみたいだな?
こっちの気持ちも知らずに、スバルはキョトンとした後、ニマーっと笑った。
「え?あの量、終わったの?」
おい!
「喜ぶな!ロングアーチスタッフに迷惑をかけたんだから…」
「アスカ、いいから」
スバルに説教しようとしたら、アルトさんに止められ
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