ダンジョンに命の使い道を求めるのは間違っているだろうか?
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らかに怪物祭のための怪物とは違うみたいですけど」
「私達もよくわからないんだよね。素手とは言え、私達でも傷がつけられないぐらい堅いし。あっ、そう言えば名前を言ってなかったけ。私はティオナ・ヒュリテだよ」
「イツキ・テスタ。1月程前から活動している駆け出しさ」
「えっ、嘘でしょ!?」
「信じられないのは分かるけど、まだ終わってない。三日後の夕方に豊饒の女主人で。じゃあね」
再び屋根に飛び乗って怪物を探して狩っていく。
約束よりも早い時間に豊饒の女主人でいつもよりも大量に食事をとる。最悪の場合は、二度とこの店に訪れることはないだろうからな。暫くの間、食事を続けていると約束をしていた人物とその仲間がやってくる。
「あっ、居た居た」
「お久しぶりです、ティオナさん」
「久しぶり、それからごめんね、また折れちゃった」
そう言って手渡された袋には粉々になったロングソードが入っていた。
「こ、これはまた、どうやったらこんなことに?」
「思いっきり全力で振り降ろしたらこうなっちゃった」
丁寧に使ってと言ったはずなんだけどな。とりあえずロングソードを同化して回収してから袋を返す。残りの二人からもレヴィンソードを返してもらい、同じように同化して回収する。
「なんやけったいなスキルやな」
ティオナさん達の神様がそんなことをいった。
「まあ、そうですね。それから申し遅れました、自分はヘスティア・ファミリア所属のイツキ・テスタと申します」
「ドチビの所やって?まあええやろ、ウチはロキや。よろしゅうな」
その後もロキ・ファミリアの方達と自己紹介を交わしてから席に着く。
「それでやねんけど、ホンマにレベルが1なんやって?」
「ええ、本当です。確認してもらっても構いません。と言うよりもこんなことを頼むのもおかしいと思うのですが、確認して欲しいんです」
「あん?どういうことや?」
「アビリティの伸びが異常に低いのと、スキルの効果が文字化けしてるらしいんです。恩恵自体に問題があるのではと悩んでしまって。さすがにヘスティア様に面と向かって相談するのは躊躇われてしまって」
「ぶふっ、眷属にそこまで気い使われとるなんてドチビらしいわ。よっしゃ、ウチが見たる」
「ありがとうございます」
上半身裸になりロキ様に背中を向ける。
「ほぅほぅ、ホンマにスキルの効果の部分が文字化けしとるな。名前は祝福か。なるほどな〜、レベルも確かに1やな。うん?ステイタスを更新したんはいつや?」
「昨日の夜ですね」
「更新をミスっとる?いや、でも、確かに低いな。異常は、ない。機能的にも問題なし。どういうことや、これは?」
「ロキ、そ
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