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生徒会”執行部”と”捜査部” ~舞い散る桜STKとの出会い~
18.プールに潜んだ獣
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ここで言わなくちゃヘマしたことになって捜査部のみんな、協力してくれた水泳部のみんなに迷惑をかけてしまうれす。
私は深く深呼吸…五秒後…河野先生の顔を向いてすぐにスッと息を吸って言った
「河野先生、貴方に…
女子水泳部員たちから盗撮の疑いがかけられているれす」
言った! 言ってやった! 嬉しくてつい小さくガッツポーズをしてしまった春に
「何がそんなに嬉しいんだ? 風月」
「っ!!?」
椅子に座っていたはずの河野先生が立ち上がり春のすぐ傍にまで迫って来ていた。大人の男性、春より当然背が高く大きい。
「っ」
このままでは危険と本能的に判断し、監視室をいったん出る。
「おいおぃなにも逃げることはないだろう? せんせー泣いちゃうなー」
「嘘吐き」
「あ?」
逃げ惑っているとプール際まで追い込まれた。他の人達は安全のため避難している、事実上今ここには春と河野先生しかいない。
「ほらそこは危ないから、俺のところへおいで?」
腕を広げじりじりと近づいて来る河野先生に向かって
「証拠があるんれすよ!」
トイレから出る際、茨音さんから借りたジャージ上のポケットに入っていた小型カメラを目の前に突きつける。
「このカメラに映ってまふ。ハッキリと!」
自分で言ってトイレで見た河野先生の気持ち悪い映像がフラッシュバックし、恐怖に体が震える。だけどここで負けたらいけない! 全世界の女子生徒のために!
(…どんどん話が大きくなっているような気が…以下略)
河野先生にカメラを見せつけてから先生の様子が可笑しい
「キヒヒヒヒ」
変な笑い方/奇声をあげ
「ニヒィ〜」
まるで化け物が美味しそうな獲物を見つけ喜びの笑みをこぼしたような表情を春に向ける。
危険だ、この人は危険だ! と本能が春に警告を鳴らす。
でもここで引き下がるわけにはいかない、一歩前に踏み出し
「河野先生。謝ってくださいれす……被害にあった女子生徒たち、蒼先輩そして…
曳鬼谷 愛さんの事件を認め自首しれくらはい!!」
「ヒャファァァァ!!!」
ドシャアアアン!!!
何がいけなかった?
何を間違えた?
あぁ……そうだ
曳鬼谷さんの名前を出した時だ
河野先生が突然襲い掛かってきて
「ヒャファァァァ!!!」
そんな大きな怒声を響かせた河野先生を見ながら私は鈍い衝撃を受けて体をプールへと傾かせてそのまま
体が言うことを聞かない苦痛に耐えながらもプールへと落下して沈み込んだ…
体のどこもかしこもが衝撃で痛い
体の自由が効かない/動かない
水の中にいるから息も出来ない、次
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