暁 〜小説投稿サイト〜
生徒会”執行部”と”捜査部” ~舞い散る桜STKとの出会い~
17.捜査会議
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
小さく頷く。
「あ…春もソッチ系の知識強いんだ。」
「少しかじっただけれすけど…」
「へーそんなすごかったんならサイン貰っとけばよかったー」
熱く語る畑さん、だけどそっち方向の話に興味がない人たちは冷めた視線を送る。会長もこう言ってるのに口調は棒読み。
少しかじったことがある程度の春では畑先輩の熱さには近づけない、ってか話している内容が全然わからない!
仕方がないので畑先輩の熱弁が終わるまで待つことにした。
【で】
「畑ーおまえ何しにここへ来たんだよ」
いくら待てど一向に終わらない畑先輩の話にしびれを切らせた古賀先輩が、話を遮る。
「おやそうでした。用があってきたのでした」
話しに夢中になりすぎててここに来た本来の目的を忘れていたようだ。
「これが頼まれていた物です」
と言いながら畑先輩は机の上にドサァと大量のカメラやその他諸々を並べ置いた。
「おーあんがと畑」
「いえいえ虎八郎の情報と引き換えならお安いご用意ですよ」
あ…物情報交換なんだ…これ。ガッチリ会長と握手を交わした後、畑先輩は部室を出て行った。今度はドアからちゃんと。
「会長ーそのカメラは?」
「部長ね、いばやん。むっふっふー」
「(あ……悪い顔してる。なにか善からぬこと考えている時の顔だこれ…)
で、なんなんですか?」
「じゃー教えてしんぜよう! これはー「わかったわ〜、河野先生が盗撮している現場を逆に盗撮して証拠として突きつけるのね〜」
溜めて溜めて〜からの〜って感じで言おうとしていたのを台無しにする形で小林先輩が先に答えてしまった。
「もーアンコのばかぁぁ!!」
会長…半泣きだよ。小林先輩は表情はニコニコ笑顔まま固まり体ぴくぴく小刻みに動いているからたぶん笑っている。
【で】
会長がたてた作戦はこうだ。
茨音さんがまず最初に先生の元へ行き注意を逸らす。
次に会長と小林先輩が隠れた所にカメラを設置&撮影。他の女子部員にのみんなにも協力を願う。
証拠映像/写真が撮れたら、それを先生に証拠として突き付けこれまでの罪、曳鬼谷さんにしたこと、蒼先輩にしたこと、公表はされていないけど他に被害にあった女子生徒達に謝罪の言葉を求める、重要な役割を果たすのが春。
これが一番危険を伴う。十中八九、河野先生は素直に聞き入れないだろう。もしかすると暴れて春に危害を加えるかもしれない。
茨音さんは「春にそんな危険なことさせられない! 私がやります!」と言ってくれたが
河野先生の好みはスレンダーボディの女の子、残念ながら茨音さんはタイプじゃないらいらしい。
万が一に備えて、古賀先輩がすぐ傍でスタンバイしてくれ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ