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生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
16.扉が閉まっているのなら窓から入ればいいじゃない。
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 おまえ部屋の(そこ)にいるんだな!」

「アホじゃないけどいるよ〜ん」

ドアの向こう、部屋の中から会長の声がする。

「よっしじゃあ、このドア開けろ」

「アイヨー」「あ…ちょっと!」

会長とそれを止めようする曳鬼谷さんの声

「いつの間に…中へ?」

「だぶん外にあったデカイ樹を登って窓から入ったんだろうな」

「えぇー……」

さっき曳鬼谷さんが出て来た時、窓はすべて閉じられていたはずなのに会長はどうやって窓から入ったのでしょう…。

ガチャリ。カギが開く音がした。

「入るぞ」とドアノブを回し部屋の中へと入って行く古賀先輩の跡へ続いて春も中へ入って行く。





【で】


部屋の中はゴミ…と言っては失礼か、アニメやゲームキャラのフィギュアや男の人と男の人が……している薄い本なんから部屋中に散乱している。
あと色々設備の整ったパソコンがある。詳しい事はわからないけど、畑先輩と同じようなパソコンに強い(ハッカーなど)が使ってそうなパソコン。
画面にはなにかのゲームをやってる途中だったのか、pause画面で止まっている。

「な、なんなのあんた達! 不法侵入者で警察に訴えますよ!」

「だってコガジュン。面会は毎日行くから安心してねん」

「…一応言っておくが刑務所に入る時は三人一緒だからな」

本当に訴えられて刑務所行きは困るので、曳鬼谷さんに自分たちが何者なのか、ここに来るまでの経緯を説明する。
でもまだ不信感/警戒心は解いてもらえないみたいだけど…

『ピギャァ』

「あ…ムヒ」

子熊のムヒが春の足元でじゃれつく。優しく撫でてあげると嬉しそうに鳴き声をあげる。

「…知らなかった。ムヒがこんなに人懐っこかったなんて」

「ムヒムヒは人が大ちゅきなんだねー」

「食べる意味で」と続けて言おうとした会長を古賀先輩が蹴り上げ阻止する。畳に倒れたまま動かなくなったけど、まぁ大丈夫でしょう放っておこう。

「……で河野先生の何が聞きたいの」

やっと曳鬼谷さんが春たち変人三人組に少しだけ心を開いてくれた!

「そのまま…股もひら…」

古賀先輩は倒れている会長の頭を踏み潰す。

「聞きたいことつーか、おまえには保険になってほしいんだ」

「保険?」

「ああ。オレたちは河野の野郎をボコる! ボッコボコにする、でも理由なしにボコれねーから正当な理由突き付けてボコボコにした上で刑務所にブチ込む!」

胸の前で拳を掌に叩き合わせながら言う。正義のヒーローみたいでカッコイイれす、古賀先輩。

「…わかった……それくらいなら出来るかも…」

「本当か! サンキューな、曳鬼谷!」

曳鬼谷さんの手を取って本当
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