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生徒会”執行部”と”捜査部” ~舞い散る桜STKとの出会い~
16.扉が閉まっているのなら窓から入ればいいじゃない。
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「さっきのはなんだったの…?」
突然部屋の前に変な三人組が現れた
一人は、触手の生えた銀髪碧眼の女。あれはもしかしたら…この学園の生徒会長さん? カリスマとか言われてもてはやされてるリア充。あたし達の非リアオタの敵だ。
もう一人は目つきの悪い狼みたいな男。アイツは知ってる、不良の王とかキングとか呼ばれソッチ系の人たちからは慕われて崇拝されてる奴だ。…不良のクセに。
最後のは…見たことない女の子だった。なんであんな有名人と一緒にいたんだろ? そもそもあたしになんの用があって来たの?
『ピギャァ?』
「ムヒ…」
子熊のムヒ。わたしの大切な家族で唯一の友達。
ムヒとの出会いは、ムヒが寮の近くで怪我をし動けなくなっていたのをわたしが発見して、誰にも見つからないようにこっそり寮へ連れ帰って看病したのが始まり。
最初は怪我治るまでといってたんだけど、愛着が沸いて今日までずっと一緒に暮らしてきてもうこの子無しの生活なんて考えられないよ。
『ピギャ』
ムヒの楽し気な鳴き声がする。なにか面白いものでも見つけたのかな? …ムヒが喜びそうな物なんてあったけ?
「ムヒ〜? どうした……「あ。おじゃましてまーす」の?」
そこにはムヒと無邪気に遊ぶ、触手の生えた銀髪碧眼女がいた……。
「ギャァァァァ!!? なんでいるの!?」
「ん」
女は…開けっ放しなってカーテンがヒラヒラ揺れている窓を指さす。
「はぁ!? なんで窓開いてるの!? 閉めていたはずなのに!」
「ムヒムヒに開けてもらった」
「ムヒッ!?」
『ピギャァ』
ムヒは「ドヤァ。すごいでしょ? ほめてほめて」といいたそうな顔で鳴いてる。いつの間にそんな芸が出来るように…じゃなくて!
「なんで窓から入って来てるの!? ここ二階だしっ!」
女はムヒを撫でる手を止めて、あたしの方へにじり…にじり…近づいてくる。
「な…なんです?」「ニヒッ」
まるで悪戯っ子のようなそんな笑顔で
「扉が閉まっているのなら窓から入ればいいじゃな〜〜い〜〜」
マリーアントワネットみたいなことを言い出した……なにこの阿呆……。
ドンドンッ
「っ!?」
目の前の阿呆に気を取られてたら、後ろのドアが叩かれる。そうだ! まだドアの前にはあと二人いたんだったー!!
「阿呆! おまえ部屋の
中
(
そこ
)
にいるんだな!」
「アホじゃないけどいるよ〜ん」
「よっし、じゃあこのドア開けろ」
「アイヨー」「あ…ちょっと!」
***愛side終
「ギャァァァァ!!?」
「…悲鳴?」「…あいつ」
ドンドンッ
古賀先輩がドアを叩く
「阿呆!
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